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LinkedIn検索でできること・できないこと|人・企業・投稿の探し方を整理
この記事でわかること
- LinkedIn検索の基本構造と正しい使い方
- 海外営業で成果につながる人・企業・投稿の探し方
- Sales Navigatorを使った意思決定者層への絞り込み方法
LinkedInで人や企業を探しているものの、思うように見つからないと感じたことはないでしょうか。
検索結果が多すぎたり、逆に欲しい相手にたどり着けなかったりするのは、検索のやり方が原因になっているケースが少なくありません。
本記事では、LinkedIn検索の基本から、海外営業で成果につながる探し方、Sales Navigatorを使った精度の高い検索方法までを整理します。
目次
LinkedIn検索でできること

LinkedInの検索機能を使うと、人・企業・投稿・求人などを一元的に探すことができます。単なる名前検索にとどまらず、「どんな立場の人が、どの業界で、どんな発信をしているか」まで把握できるのが特徴です。
海外営業の文脈では、展示会や紹介に頼らず、見込み顧客やキーパーソンを自力で探し出すための起点として活用できます。検索結果は、つながり申請や情報収集、投稿チェックなど次のアクションに直結します。
また、検索履歴やフィルターを組み合わせることで、毎回ゼロから探し直す必要がなくなります。LinkedIn検索は、使い慣れるほど「営業前の準備時間」を短縮してくれる機能だと言えます。
LinkedIn検索の基本手順

LinkedIn検索は直感的に使える一方で、基本的な流れを押さえておくことで無駄な試行錯誤を減らせます。まずは検索バーと検索結果画面の使い方を理解することが重要です。
検索バーに入力して候補から選ぶ
LinkedInの検索バーにキーワードを入力すると、入力途中から候補が表示されます。
候補には、人名、企業名、投稿、グループなどが混在して表示されるため、ここで何を探しているかを意識して選ぶことが大切です。
候補をクリックすると、その対象に紐づく検索結果ページへ直接移動できます。あいまいなまま検索するより、候補を選んだ方が精度が高くなりやすいです。
特に企業名や人名は、候補表示を見ながら正式表記を確認できます。表記を間違えたまま検索すると、結果が大きくズレることがあります。
まずは「候補を選んでから検索する」癖をつけると、検索の無駄打ちが減ります。

結果をすべて表示して一覧で確認する
候補を選ばずにEnterキーを押すと、「すべての結果」が一覧表示されます。この画面が、LinkedIn検索のメイン操作画面になります。
一覧表示では、上から順に関連度の高い結果が表示されますが、そのまま眺めるだけでは情報が多すぎることもあります。
ここで重要なのは、「一覧=精査のスタート地点」だと理解することです。
一覧を見ながら、後続のタブ切り替えやフィルターで徐々に絞り込んでいきます。最初から完璧なキーワードを入力しようとせず、一覧を見ながら調整する方が効率的です。

検索結果のタブで対象を切り替える
検索結果画面の上部には、「人」「企業」「投稿」などのタブが表示されます。このタブを切り替えることで、同じキーワードでも対象を限定できます。
例えば人物を探したい場合は、必ず「人」タブに切り替えます。初期表示のままだと、投稿や求人が混ざって表示されることがあります。
企業調査をしたい場合は「企業」タブを選ぶことで、会社ページだけを一覧で確認できます。
タブの切り替えを意識しないと、「検索しているのに見つからない」という状態になりがちです。
まずは「今は何を探しているのか」を明確にし、適切なタブを選びましょう。

最近の検索を使って再検索する
LinkedInの検索バーをクリックすると、最近行った検索履歴が表示されます。ここから過去の検索をワンクリックで再実行できます。
営業活動では、同じ条件で何度も検索する場面が多くなります。そのたびにキーワードを打ち直すのは非効率です。
最近の検索を使えば、条件を崩さずに再検索できます。
「この条件、あとでまた使いそうだな」と思った検索は、履歴から呼び出す前提で考えると楽になります。
検索履歴は、簡易的な検索テンプレートとして活用できます。

フィルターで検索精度を上げるコツ

検索精度を大きく左右するのがフィルターの使い方です。キーワード検索だけに頼らず、フィルターを前提に考えることが重要です。
まず使うべき基本フィルター
最初に使いたいのは、「所在地」「現在の会社」「業種」「接続度」の4つです。これらは多くの検索で共通して使える基本項目です。
特に海外営業では、所在地フィルターを使わないと関係のない国の人物が多数表示されることがあります。
会社名フィルターを使えば、特定企業の中の人物だけを抽出できます。接続度フィルターを使うことで、1次・2次・3次のつながりを整理できます。
まずはこの4つを組み合わせるだけでも、検索結果は大きく整理されます。

並び順の考え方を押さえる
検索結果は初期状態では「関連度順」で並んでいます。しかし、関連度が必ずしも営業的に重要とは限りません。
投稿検索では「最新順」に切り替えることで、直近で発信している人を見つけやすくなります。
人検索でも、最近転職した人や役職が変わった人は後ろに埋もれることがあります。並び順を変えることで、同じ検索結果でも見える人物が変わります。
「結果がいまいち」と感じたら、まず並び順を疑うのがコツです。
すべてのフィルターで一気に絞り込む
「すべてのフィルター」を開くと、役職レベル、会社規模、プロフィール言語などの条件を設定できます。
条件を1つずつ追加するより、最初にまとめて設定した方が意図に近い結果になることがあります。
ただし、条件を厳しくしすぎると結果が表示されなくなる場合もあります。
その場合は、どこかの条件を外して調整します。フィルターは固定ではなく、調整しながら使うものと考えると実用的です。

並び替えで見つけやすくする
フィルターで絞り込んだ後も、並び替えは有効です。
関連度順で違和感がある場合でも、最新順に切り替えるだけで候補が変わることがあります。
検索は一度で完結させるものではなく、視点を変えながら複数回確認する前提で進めます。
並び替えは、そのための簡単な調整手段です。
人を探すためのLinkedIn検索テクニック

人物検索では、キーワードの組み合わせ方が結果を左右します。思いつきで入力せず、要素を分解して考えることが重要です。
名前と会社名と役職名と地域名を組み合わせて絞り込む
人物検索の基本は、名前、会社名、役職名、地域名を組み合わせることです。すべてを最初から入力する必要はありません。
まずは会社名と地域で絞り、そこに役職名を足していく流れが現実的です。名前が分かっている場合でも、同姓同名を避けるために会社名は併用します。役職名は完全一致でなくても問題ありません。
検索結果を見ながら、どの要素が効いているかを確認して調整します。

業種と学校名とプロフィール言語で候補を減らす
業種フィルターを使うと、無関係な分野の人物を除外できます。
学校名フィルターは、特定の大学や研究機関出身者を探す際に有効です。
プロフィール言語フィルターを使うことで、英語プロフィールか日本語プロフィールかを分けられます。
海外営業では、英語プロフィールに絞るだけで候補が整理されることもあります。これらのフィルターは、最後の一絞りとして効果的に活用していきましょう。

表記ゆれと言い換えで再検索する
役職名や会社名には表記ゆれが多く、同じ役割であっても職種名が異なるケースは少なくありません。たとえば営業職でも、Sales Manager、Business Development、Account Executiveなど、企業や地域によって呼び方が変わります。検索結果が少ない場合は、こうした言い換えを試すことで候補が広がります。
一方で、検索結果が多すぎる場合は、役職名をより具体的にするか、会社名や地域を追加して調整します。特に海外企業では、肩書きが広めに付けられていることもあり、役職名だけで絞るとノイズが増えがちです。表記ゆれを前提に検索条件を調整する姿勢が、安定した検索結果につながります。
見つからないときは入力条件と絞り込み条件を見直す
どうしても目的の人物が見つからない場合は、条件が厳しすぎる可能性があります。まずはフィルターを一度すべて外し、キーワード検索だけに戻します。その状態で結果を確認し、そこから条件を一つずつ追加していくと、どの条件が原因になっているのかが見えやすくなります。
LinkedIn検索は、条件を積み上げていく調整作業に近いものです。最初から完璧な条件を作ろうとするより、「削りすぎていないか」を確認しながら進めた方が、実務では安定します。
海外の人を探すためのLinkedIn検索のポイント

海外の人物検索では、日本国内の検索とは前提が大きく異なります。特に氏名と会社名の扱い方を誤ると、検索結果が大きくずれるため注意が必要です。
氏名は英語表記のゆれを前提に検索パターンを増やす
海外の人名は、フルネーム、短縮形、ニックネームが混在しています。同一人物であっても、プロフィールごとに表記が異なることは珍しくありません。名前+苗字で見つからない場合は、苗字だけ、名前だけで検索するのも有効です。
また、ミドルネームの有無やスペルの違いによって、検索結果が変わることもあります。
LinkedInでは完全一致でなくてもヒットするため、複数パターンを試す前提で検索します。海外の人物検索では、1回で見つからなくても不自然ではありません。
会社名は正式名と略称と現地表記を使い分けて絞り込む
海外企業は、正式名称よりも略称やブランド名で登録されていることがあります。また、グループ会社名や事業部名が会社名として使われているケースも見られます。
そのため、会社名で検索する前に、LinkedIn上の会社ページを確認し、どの表記が使われているかを把握しておくと精度が上がります。
会社名を1パターンに固定せず、正式名・略称・関連ブランド名を使い分けることが重要です。これにより、見逃しを大幅に減らせます。
地域と言語と業種を先に決めて候補を最短で削る
海外検索では、最初に地域を決めることが重要です。次にプロフィール言語と業種を設定することで、候補を一気に絞り込めます。
そのうえで会社名や役職名を加えると、検索結果が整理されやすくなります。
この順番を意識せずに検索すると、条件が散らかり、調整に時間がかかりがちです。地域・言語・業種を先に固定することで、効率よく候補にたどり着けます。
投稿を探すためのLinkedIn検索テクニック

LinkedInでは人物検索だけでなく、投稿検索も重要な情報源になります。発信内容を見ることで、相手の関心分野や情報感度を把握できます。
「投稿」タブに切り替えて探す
検索結果画面で「投稿」タブを選ぶと、キーワードを含む投稿だけが表示されます。人物検索とは異なり、発信内容そのものを軸に情報を探せる点が特徴です。
業界動向の把握や、市場の関心テーマを知る目的にも向いています。誰がどのテーマについて発信しているかを確認することで、営業前の下調べに活用できます。

投稿日・コンテンツタイプで絞り込む
投稿検索では、時系列の考え方が重要になります。投稿日で絞り込むことで、現在どのテーマが注目されているかを把握しやすくなります。
また、動画やドキュメント投稿に絞ることで、情報発信に力を入れている人物を見つけやすくなります。単なるテキスト投稿よりも、資料共有や動画投稿をしている人の方が、情報開示に前向きなケースもあります。投稿の種類を見ることで、相手のスタンスを推測しやすくなります。

名前で検索してプロフィールから追う
特定の人物の投稿を確認したい場合は、プロフィールから辿る方法が確実です。名前で検索してプロフィールを開き、「アクティビティ」や「投稿」を確認します。
過去の投稿やコメント傾向を見ることで、その人物の関心分野やスタンスが見えてきます。アプローチ前の情報収集として有効であり、一方的な営業を避けるための材料にもなります。

Web検索でLinkedInプロフィールが見つからない原因と対処

LinkedInのプロフィールがGoogleなどの検索エンジンで見つからないことは珍しくありません。原因を理解しておくことで、無駄な探し直しを防げます。
公開プロフィール設定がオフであるため
公開プロフィール設定がオフになっている場合、検索エンジンには表示されません。LinkedIn内では見えていても、外部からは見つからない状態になります。
特に古いアカウントでは、この設定がオフのままになっているケースがあります。定期的に公開設定を確認しておくことが重要です。

検索エンジンの反映に時間がかかるため
公開設定をオンにしても、すぐに検索結果へ反映されない場合があります。検索エンジン側のクロールには時間がかかり、数週間から数か月のタイムラグが出ることもあります。
短期間で表示されないからといって、設定ミスと決めつけないことが大切です。一定期間様子を見る必要があります。
検索エンジンに見つけてもらうために公開設定をオンにする
公開プロフィールをオンにすることで、検索エンジンに表示されやすくなります。設定変更は短時間で行えます。
営業担当者の場合、基本的に公開状態にしておく方が運用しやすくなります。検索される前提で導線を整える意識が重要です。
インデックスされやすくするためにフルネーム表記とプロフィール情報を充実させる
フルネーム表記は検索性を高める基本要素です。見出しや概要欄に業務内容やキーワードを含めることで、検索エンジンに認識されやすくなります。
情報量が少ないプロフィールは、LinkedIn内外の検索でも不利になります。定期的な更新を行い、検索される前提でプロフィールを設計することが重要です。

LinkedIn Sales Navigatorは、通常のLinkedIn検索を拡張した営業向けの有料機能です。検索から管理、継続的なアプローチまでを一貫して行えます。
通常のLinkedIn検索との違い
LinkedIn Sales Navigatorでは、役職レベルや会社規模など、営業向けに設計された細かいフィルターが利用できます。通常検索よりも条件設定の自由度が高く、精度の高い検索が可能です。
リスト作成を前提とした設計になっている点も大きな違いです。営業用途では検討する価値があります。
LinkedIn Sales Navigatorでできる検索の例
LinkedIn Sales Navigatorでは、業界・役職・地域・会社規模といった条件を、営業向けに最適化された形で組み合わせて検索できます。通常のLinkedIn検索でも似た条件は設定できますが、LinkedIn Sales Navigatorでは「役職レベル」や「会社規模レンジ」など、営業判断に直結する切り口で絞り込めます。
たとえば、現場担当者を除き、意思決定に関わる層だけを抽出するといった使い方が可能です。
海外営業では、国や業種が同じでも組織構造が異なるため、この違いが検索精度に大きく影響します。検索条件を営業視点で設計できる点が、通常検索との大きな違いです。

高度フィルターで理想のターゲットに絞り込む
LinkedIn Sales Navigatorでは、意思決定に関わる役職レベルを基準に検索条件を設計できます。通常のLinkedIn検索では、現場担当者と決裁者が同じ条件で表示されるため、営業の打ち手が曖昧になりがちです。
意思決定者層に絞って検索することで、検討プロセスの初期段階から正しい相手にアプローチできます。在籍年数や過去の勤務先を含めて見ることで、組織内での影響力や意思決定への関与度を推測できます。
営業の「空振り」を減らし、戦略的なアプローチにつなげやすくなります。

検索結果をリード/アカウントリストとして蓄積・管理する
検索結果は、リードやアカウントとして保存できます。人物と企業を分けて管理できるため、検索結果を一時的なものにせず、営業活動に活かしやすくなります。
保存したリストは、定期的な見直しや追加にも向いています。検索条件を毎回再現する必要がなくなり、作業の属人化を防げます。チームで共有する前提の運用にも適しています。

アラートで変化を検知して継続アプローチにつなげる
転職や投稿などの変化を通知で把握できます。適切なタイミングで接点を持ちやすくなります。
一度つながった後の関係構築にも活用でき、売り込み色を抑えたアプローチが可能です。長期視点の営業に向いています。

参考:How To Use Linkedin Sales Navigator Alerts? [2026]
まとめ

LinkedIn検索は、使い方次第で営業活動の質を大きく変えます。
基本操作とフィルター、検索テクニックを押さえることで、探す精度は安定します。
海外営業では、表記ゆれや地域・言語の違いを前提に検索を設計することが重要です。
LinkedIn Sales Navigatorを活用すれば、検索から管理、継続的なアプローチまで一貫した運用が可能になります。
検索を「感覚」ではなく「仕組み」として扱うことで、LinkedInは再現性のある営業基盤になります。
この記事の監修者
株式会社コスパ・テクノロジ-ズ 代表取締役
中島 嘉一
SNSリンク:https://linktr.ee/nakajima
株式会社コスパ・テクノロジーズ 代表取締役。
愛媛大学情報工学部卒業後、船井電機にて中国駐在し5,000人規模の組織管理とウォルマート向け海外営業を担当。
上海で起業し通算10年の中国ビジネス経験を持つ。Web制作・デジタルマーケティング歴13年以上で現在は英語圏・中華圏を中心とした海外展開支援のスペシャリストとして活動。
多言語Webサイト構築、越境EC、SNS・広告運用を駆使して企業の海外顧客開拓から、国内向けWebサイト制作・ブランディングまで、戦略立案から実行まで一貫サポート。
海外ビジネスに関するセミナーやイベントに登壇するほか、SNS総フォロワー5万人以上、中小機構海外販路開拓アドバイザーとして中小企業から上場企業まで幅広く支援実績を持つ。
株式会社コスパ・テクノロジ-ズ 代表取締役
中島 嘉一
SNSリンク:https://linktr.ee/nakajima
株式会社コスパ・テクノロジーズ 代表取締役。
愛媛大学情報工学部卒業後、船井電機にて中国駐在し5,000人規模の組織管理とウォルマート向け海外営業を担当。
上海で起業し通算10年の中国ビジネス経験を持つ。Web制作・デジタルマーケティング歴13年以上で現在は英語圏・中華圏を中心とした海外展開支援のスペシャリストとして活動。
多言語Webサイト構築、越境EC、SNS・広告運用を駆使して企業の海外顧客開拓から、国内向けWebサイト制作・ブランディングまで、戦略立案から実行まで一貫サポート。
海外ビジネスに関するセミナーやイベントに登壇するほか、SNS総フォロワー5万人以上、中小機構海外販路開拓アドバイザーとして中小企業から上場企業まで幅広く支援実績を持つ。