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LinkedInを活用したBDR(アウトバウンド)施策のやり方6ステップを解説!
この記事でわかること
- BDR営業とは何か、どんな役割の営業手法なのかが基礎から理解できる内容
- LinkedInを使って新規顧客を見つけ、商談につなげるまでの具体的な流れの全体像
- 自社にこの営業手法が向いているかどうかを判断できる商材特徴と運用方法の基準
新規顧客を増やしたいのに、アプローチ先が見つからないと悩む企業は少なくありません。
そこで注目されているのが、未接点企業へ直接アプローチして商談を生み出す「BDR営業」です。
本記事では、BDRの基本とLinkedInを活用した実践手順をわかりやすく解説します。
目次
LinkedInを使ったBDR施策とは?

BDR営業とは、まだ接点のない企業に対して能動的にアプローチし、商談機会を生み出す役割を担う営業手法です。LinkedInは企業情報・人物情報・活動履歴を同時に確認できるため、新規開拓型営業であるBDRと極めて相性が良い手段といえます。
一般的にBDRとは?SDRとの違い
BDRとは企業リストを自ら作成し、ターゲット企業へ直接アプローチして商談機会を創出するアウトバウンド営業の専門職であり、問い合わせ対応や既存リード対応を担うSDRとは担当領域が明確に分業されています。
海外営業組織ではBDRが市場開拓、SDRが既存関心層の商談化を担う体制が標準化されており、この役割分担を理解しないまま営業設計を行うとパイプライン構築が不安定になる可能性があります。
LinkedIn BDRが担う範囲(特定→接触→商談化)
LinkedInを使ったBDRはターゲット企業選定、意思決定者特定、初回接触、関係構築、商談誘導までを一貫して実行できるため、従来の電話営業や一斉メールと比べて精度の高い営業活動が可能になります。
特に役職・企業規模・業界・職歴などの属性情報を確認した上で接触できるため、無差別営業では得られない返信率と商談化率を同時に実現できる点が大きな優位性です。
LinkedInを使ったBDRが刺さる商材・刺さらない商材

LinkedIn BDRは営業手法の中でも適合商材が明確に分かれる施策であり、商材特性と合致していなければ成果は出ません。
導入前に適合条件を判断しておくことで、施策失敗リスクを大きく下げられます。
向いてる:高単価・意思決定者が複数・検討期間が長い
高単価BtoB商材や年間契約型サービス、システム導入、コンサルティングなどは関係構築期間を前提とするため、継続接触が可能なLinkedIn BDRと相性が良く商談化率が安定しやすい領域です。
さらに意思決定者が複数関与する案件では担当者・責任者・決裁者へ同時接触できるため、意思決定プロセスを短縮できる可能性があります。
向いてない:低単価・対象がLinkedIn非活性・衝動買い寄り
単価が低い商品や即決型商材では接触工数に対して売上が見合わないため、BDRより広告や検索流入の方が費用対効果が高くなりやすい傾向があります。
加えてターゲット層がLinkedInを利用していない場合は接点自体が成立しないため、媒体選定を誤ると施策全体が機能しなくなるでしょう。
LinkedInを使ったBDRのやり方(6Step)

LinkedIn BDRは実行順序を誤ると成果が出ない営業手法であり、成功企業ほど設計→改善までのプロセスを厳密に運用しています。
特に成果を出している企業は例外なく同じ手順を踏んでいるため、この流れを再現することが重要です。
全体像(設計→リスト→接触→育成→商談化→記録/改善)
BDR施策はターゲット設計から始まり、リスト作成、接触、関係構築、商談化、改善という循環プロセスで構成されており、この順番を崩すと返信率・商談率・受注率すべてが低下します。
特に設計を省略して接触から始める企業は多いですが、その方法では精度が上がらず営業リソースが消耗する可能性が高くなります。
ステップ1:ターゲット設計
業界、企業規模、地域、役職、導入可能性などの条件を具体的に定義すると、メッセージ内容と訴求軸が明確になり返信率が大きく改善します。
逆にターゲット条件が曖昧な場合、送信数を増やしても商談数は増えず、結果として営業効率が低単価営業並みに下がる恐れがあります。
ステップ2:リスト化(Sales Navigator含む)
ターゲット条件が固まったら対象企業と担当者を抽出してリスト化しますが、手動検索では情報精度と抽出速度に限界があるため、有料検索ツールの活用が推奨されます。
たとえばSales Navigatorを使えば役職・企業規模・業界・転職履歴・投稿有無など複数条件で絞り込めるため、商談確度の高い見込み顧客リストを短時間で構築できます。
ステップ3:接触(InMail含む)
接触方法にはつながり申請、DM、InMailがありますが、共通点や関心分野を入れた個別メッセージはテンプレ文より返信率が高くなる傾向があります。
特にInMailはつながっていない相手にも直接送信できるため、通常接触では届かない決裁者へアプローチできる手段として活用価値が高いでしょう。
ステップ4:育成
初回接触だけで商談化するケースは少なく、多くの見込み顧客は比較検討フェーズに入るため、継続接触による関係構築が必要になります。
投稿へのリアクション、情報提供、課題共有などを通じて信頼度を高めることで、競合より先に相談対象として認識される可能性が高まります。
ステップ5:商談化
相手が興味を示したタイミングで商談提案を行うと承諾率は上がりますが、関係構築前に提案すると売り込みと判断され拒否される可能性があります。
逆にタイミングが遅すぎると競合に先行されるため、返信内容・閲覧履歴・反応速度など複数指標を見て判断する必要があります。
ステップ6:記録・改善
接触数、返信率、商談率、受注率を数値化して管理すると、どの工程に課題があるかを客観的に特定できます。
さらに成果の出たメッセージや条件を蓄積すれば再現性のある営業モデルを構築でき、属人営業から仕組み営業へ移行できます。
LinkedInを使ったBDRの外注と内製の判断軸

BDR施策はすべてを社内で行う必要はなく、役割ごとに最適な実行体制を設計することが成果最大化の近道です。重要なのはどこを自社で担い、どこを外部に任せるかの判断基準を明確にすることです。
内製すべき領域
ターゲット設計や商談対応など商材理解・業界理解・提案力が必要な工程は社内担当者が担う方が精度が高く、商談化率や受注率も安定します。
特に技術商材や専門サービスの場合、外部担当者では顧客課題の深掘りが難しくなる可能性があります。
外注しやすい領域
リスト作成、初回接触、データ入力などの定型業務は再現性が高いため外注しやすく、営業担当者の工数を大幅に削減できます。
これにより営業は提案・交渉・クロージングといった高付加価値業務に集中できるため、全体の生産性が向上します。
判断基準と進め方
判断基準は専門性の高さと業務の再現性であり、専門性が高い工程は内製、作業中心工程は外注と分けるのが合理的です。
最初から全面外注するのではなく一部工程から試験導入し、成果データを見ながら体制を最適化すると失敗リスクを抑えられます。
まとめ

LinkedIn BDRは単なる営業テクニックではなく、ターゲット設計・接触戦略・改善運用までを含む戦略型営業モデルです。成果はツールの有無ではなく設計精度と運用改善の継続で決まります。
商材適合性を見極めたうえで正しいプロセスを実行すれば、従来営業より高い商談創出効率を実現できる可能性があります。さらに外注と内製を適切に組み合わせれば営業リソースを最適配分できます。
再現性を確立するには数値管理と改善ループが不可欠です。
LinkedIn営業で安定成果を出したいなら、まず仕組み理解から始めるべきでしょう。
この記事の監修者
株式会社コスパ・テクノロジ-ズ 代表取締役
中島 嘉一
SNSリンク:https://linktr.ee/nakajima
株式会社コスパ・テクノロジーズ 代表取締役。
愛媛大学情報工学部卒業後、船井電機にて中国駐在し5,000人規模の組織管理とウォルマート向け海外営業を担当。
上海で起業し通算10年の中国ビジネス経験を持つ。Web制作・デジタルマーケティング歴13年以上で現在は英語圏・中華圏を中心とした海外展開支援のスペシャリストとして活動。
多言語Webサイト構築、越境EC、SNS・広告運用を駆使して企業の海外顧客開拓から、国内向けWebサイト制作・ブランディングまで、戦略立案から実行まで一貫サポート。
海外ビジネスに関するセミナーやイベントに登壇するほか、SNS総フォロワー5万人以上、中小機構海外販路開拓アドバイザーとして中小企業から上場企業まで幅広く支援実績を持つ。
株式会社コスパ・テクノロジ-ズ 代表取締役
中島 嘉一
SNSリンク:https://linktr.ee/nakajima
株式会社コスパ・テクノロジーズ 代表取締役。
愛媛大学情報工学部卒業後、船井電機にて中国駐在し5,000人規模の組織管理とウォルマート向け海外営業を担当。
上海で起業し通算10年の中国ビジネス経験を持つ。Web制作・デジタルマーケティング歴13年以上で現在は英語圏・中華圏を中心とした海外展開支援のスペシャリストとして活動。
多言語Webサイト構築、越境EC、SNS・広告運用を駆使して企業の海外顧客開拓から、国内向けWebサイト制作・ブランディングまで、戦略立案から実行まで一貫サポート。
海外ビジネスに関するセミナーやイベントに登壇するほか、SNS総フォロワー5万人以上、中小機構海外販路開拓アドバイザーとして中小企業から上場企業まで幅広く支援実績を持つ。