LinkedInの
この記事でわかること
- LinkedInのハッシュタグは必要か、使う価値と付ける数の目安
- ハッシュタグの選び方・置き場所と、向いている投稿
- 人や会社をタグ付け(メンション)する方法と、タグ付けされた側の設定
LinkedInのハッシュタグは必要?結論:関係の深いものを少数だけ使う
結論から言うと、ハッシュタグは必須ではありません。付けるなら、投稿の話題に合うものを少数だけにします。ポイントは次の4つです。
- ハッシュタグは、話題の目印。 「#」に続けて語を書くと、同じ話題の投稿をまとめる目印になります。LinkedInの検索でハッシュタグを入れると、その話題の投稿を探せます。
- LinkedIn自身も「少数を、話題が合うときに」と案内している。 企業ページ向けの案内(LinkedIn Pages Best Practices)では、組織に関係の深いハッシュタグを3〜5個決めておき、話題が合う投稿に付けるようすすめています。
- 付ければ伸びる、とは説明されていない。 フィードに何が出るかは、つながりやフォロー、投稿への反応で決まるとLinkedInは説明しています。ハッシュタグを増やせば表示が増える、という公式の説明はありません。
- 「タグ付け」は、ハッシュタグとは別の機能。 人や会社の名前を投稿に入れて相手に知らせる機能は、メンション(タグ付け)と呼ばれます。
ハッシュタグとタグ付け(メンション)の違い
名前が似ていますが、役割は別です。
| 項目 | ハッシュタグ | タグ付け(メンション) |
|---|---|---|
| 書き方 | 「#」+語(例:#Manufacturing) | 「@」+名前を入力し、候補から選ぶ |
| 押すと開くもの | その話題の投稿 | その人のプロフィールや、会社の企業ページ |
| 主な役割 | 投稿の話題を示す | 関わった人や会社を示し、相手に投稿を知らせる |
タグ付けのやり方は、後半の「LinkedInのタグ付け(メンション)とは」で説明します。
ハッシュタグの役割は、以前とどう変わった?
「ハッシュタグをたくさん付ければ見つけてもらえる」と考えるのは、やめたほうが安全です。LinkedInが公式に説明しているフィードの仕組みに、そうした話は出てこないからです。
フィードに出る投稿は、つながりと反応で決まる
フィードは、LinkedInを開いたときに流れてくる投稿の一覧です。LinkedInはフィードについて、次のように説明しています。
- つながっている人や、フォローしている人・ページの投稿が中心に出る
- つながりがリアクションやコメントをした投稿が出ることがある
- やり取りのある相手の投稿や、中身のある会話が生まれている投稿が上に出やすい
この説明に、ハッシュタグの数は出てきません。タグを整えるより先に、誰に向けた投稿か、冒頭の数行で何を伝えるかを決めるほうが大切です。投稿の書き方は「LinkedInで伸びる投稿とは?書き方・長さ・頻度と、表示されないときの見直し方」で詳しくまとめています。
プロフィールのハッシュタグ表示も変わった
以前は、プロフィールに「よく話題にするテーマ」としてハッシュタグを並べる機能(クリエイターモード)がありました。この機能については、LinkedInがヘルプ「Updates to Creator Mode」で変更を案内しています。自分のプロフィールでの見え方は、編集画面で確かめてください。
専門性は、タグより発信テーマの一貫性で伝わる
単発でタグを工夫するより、同じ分野について続けて発信しているほうが、「この人はこのテーマの人だ」と伝わります。ハッシュタグはその印象を補う目印で、専門性そのものを作るものではありません。プロフィール、本文、ハッシュタグが同じ方向を向いている状態を目指します。
それでもLinkedInでハッシュタグを使うメリット
付け方を絞れば、ハッシュタグには実務上のメリットが残っています。
投稿の話題がひと目で伝わる
ハッシュタグは、投稿の話題を短いラベルにします。少し専門的な内容でも、大きめのテーマのタグを添えておくと、読み手が「何の話か」をつかみやすくなります。
同じ話題を探している人の目に入る機会をつくる
LinkedInでは、検索窓にハッシュタグを入れて話題の投稿を探せます。関心のある話題をフォローしている人もいます。LinkedInは企業ページ向けの案内で、ハッシュタグを、ブランドをより広い人に知ってもらう方法の一つに挙げています。ただし、どれだけ表示が増えるかは示されていません。付けたら届く、と期待しすぎないことです。
シリーズや展示会の投稿をまとめられる
毎週の連載、展示会、採用、製品紹介など、続けて出す投稿に同じハッシュタグを付けると、投稿のまとまりが見えやすくなります。展示会やイベントは、主催者が公式のハッシュタグを決めていることがあります。それに合わせると、同じイベントについて投稿している人と話題をそろえられます。
LinkedInのハッシュタグの付け方:数・選び方・置き場所
付ける数:関係の深いものを少数に
LinkedIn自身の案内でも、数は少なめです。企業ページ向けの案内は「組織に関係の深いハッシュタグを3〜5個決め、話題が合うときに付ける」、LinkedInの非営利団体向けのブログは「1つの投稿に3個まで」としています。
迷ったら3個までにして、本文で触れていない話題のタグは付けません。タグが長く並ぶと本文が読みにくくなり、宣伝のようにも見えます。
選び方:広い話題と狭い話題を組み合わせる
- 広い
話題 業界の大きな 例#Manufacturing #SupplyChainテーマを 示す - 狭い
話題 関心の強い 例#FoodPackaging #CNCMachining人に、 話題を 絞って 示す - 固有の
タグ 同じイベントや 例展示会の連載の 投稿を まとめる 公式タグ、 自社の 連載名
| 種類 | 例 | 役割 |
|---|---|---|
| 広い話題 | #Manufacturing、#SupplyChain | 業界の大きなテーマを示す |
| 狭い話題 | #FoodPackaging、#CNCMachining | 関心の強い人に、話題を絞って示す |
| 固有のタグ | 展示会の公式タグ、自社の連載名 | 同じイベントや連載の投稿をまとめる |
選ぶ前に、LinkedInの検索窓でそのハッシュタグを入れ、どんな投稿に使われているかを見ておきます。自分の投稿と話題がずれていたり、宣伝ばかりが並んでいたりするタグは避けます。自社の連載名などで新しいタグを作るなら、ほかで別の意味に使われていないかも確かめます。
置き場所と書き方:コメントではなく本文に
- 本文の中の語に「#」を付けるか、本文の最後にまとめて置く。 どちらでも使えます。読みやすさを優先するなら、最後にまとめます。
- 1語として書く。 ハッシュタグは1語として扱われるので、間にスペースを入れません。複数の語は「#SupplyChain」のようにつなげ、語の頭を大文字にすると読みやすくなります。
- コメント欄ではなく、投稿の本文に入れる。 LinkedInのブログでも、コメントに入れたハッシュタグは働かないので、本文に入れるよう案内しています。
海外の相手に向けた投稿は、相手が使う言葉で
海外の取引先や見込み客に読んでほしい投稿なら、ハッシュタグも相手が使う言葉、多くは英語にします。日本語のタグでは、英語で話題を探す海外の人とは言葉が合いません。業界の呼び方は国や業界で違うので、相手の国の同業者や展示会の公式ページがどの語を使っているかを見て合わせます。
投稿で知ってもらった相手とつながり、会話を商談につなげる進め方は「LinkedIn海外営業とは?Sales Navigatorで海外顧客を開拓する方法と成功事例|国選び・英語・展示会との違い」で説明しています。投稿する時間を相手の国に合わせるなら、「LinkedIn投稿時間の決め方|おすすめの曜日・時間帯と、予約投稿・海外向けの時差の合わせ方」も参考になります。
企業ページで使うとき
企業ページ(LinkedIn上の会社のページ)の投稿でも、ハッシュタグの付け方は同じです。LinkedInのヘルプには、企業ページにハッシュタグを関連付けて、そのハッシュタグの投稿を見たり、ページとして再共有したりする機能の案内があります。管理画面の名前や場所は変わることがあるので、使うときはヘルプで確かめてください。
LinkedInは企業ページ向けの案内で、従業員や役員、取引先が企業ページをメンションした投稿を、ページのアクティビティから見つけて再共有することもすすめています。
ただし、企業ページからはつながり申請もメッセージも送れません。海外の相手とやり取りするのは、担当者の個人アカウントです。使い分けは「LinkedInの企業ページと個人アカウントの使い分け|営業は個人、信用は企業ページ」をご覧ください。
LinkedInのハッシュタグが向いている投稿・向いていない投稿
ハッシュタグは、どの投稿にも同じように役立つわけではありません。
| 投稿 | ハッシュタグ | 理由 |
|---|---|---|
| 展示会・イベントの参加報告 | 向いている | 公式タグで、同じイベントの話題とそろえられる |
| 連載・シリーズの投稿 | 向いている | 同じタグで、投稿のまとまりが見える |
| 業界の話題・専門的な解説 | 向いている | 広い話題のタグで「何の話か」を示せる |
| 個人的な近況やお礼 | なくてよい | 話題を探す人に向けた投稿ではない |
| 中身の薄い宣伝 | 向いていない | タグを足しても、投稿の価値は上がらない |
投稿の価値が先、ハッシュタグは後、という順番を崩さないことです。タグを付けた投稿と付けない投稿の反応を比べたいときは、投稿ごとのインプレッション(表示された回数)や反応の数を見ます。数字の見方は「LinkedInのインプレッションとは?意味・仕組み・確認方法と増やし方を解説」をご覧ください。
LinkedInのタグ付け(メンション)とは:人や会社を投稿に入れる方法
LinkedInで「タグ付け」と呼ばれるのは、主にメンションのことです。投稿やコメントの中に人や会社の名前をリンクとして入れ、相手に知らせる機能です。ほかに、写真に写っている人を指定する「写真のタグ付け」もあります。
メンションのやり方
- 投稿かコメントの入力欄で「@」を打つ
- 続けて、相手の名前か会社名を入力する
- 出てきた候補から選ぶ
選ぶと、名前が相手のプロフィールや企業ページへのリンクになります。メンションできるのは、個人の会員と企業ページ(会社)です。候補に出ない、または選べないときは、相手がメンションを受けない設定にしていることがあります。手順はLinkedInのヘルプ「Mention people in your posts」でも案内されています。
メンションされた相手に起きること
- 相手に知らせが届く。 LinkedInのブログでも、メンションは「関わりを示し、特定の人や組織に投稿を知らせる」使い方として紹介されています。
- 相手は、自分へのメンションを外せる。 メンションやタグ付けをされた本人は、それを外すことができます。
- 相手は、メンションを受けるかを設定で選べる。 ほかの会員からメンションやタグ付けをされるかどうかと、その表示のしかたを、本人が設定で選べます。
メンションした相手がリアクションやコメントをすると、その相手のつながりのフィードにも投稿が出ることがあります。LinkedInのフィードの説明でも、つながりが反応した投稿が出ることがあるとされています。ただ、関係のない人を大勢メンションすると、知らせを受けた相手には迷惑になり、メンションを外されることもあります。
写真のタグ付け
投稿に載せる写真に写っている人を、タグ付けすることもできます(ヘルプ「写真に人物をタグ付けする」)。展示会や商談会の集合写真で使えますが、写っている人がタグ付けを望んでいるかを先に確かめます。
仕事で使うときのマナー:取引先は先に一言
- 一緒に登壇した人、共同で進めた会社など、本当に関わった相手だけをメンションする
- 取引先や顧客の名前を出す投稿は、事前に相手の了承をもらう。海外の会社では、取引先として名前が出ることに社内の決まりがある場合もある
- 1つの投稿でメンションするのは、話の中で役割のある相手にとどめる
- 展示会で会った人を紹介するときは、「ブースに来てくださった」など、相手が読んでも困らない書き方にする
- 1誰を
メンションするか 一緒に登壇した 話の人など、 本当に関わった 相手だけ 中で 関係のない役割のある 相手にとどめる 人を 大勢入れない - 2名前を
出す前に 取引先や顧客は、 展示会で事前に 了承をもらう 会った 写真の人は、 相手が 読んでも 困らない 書き方に タグ付けは、 写っている 人が 望むか 確かめる
COSPALinksでも、ご支援先を外に紹介するときは、その都度先方に確かめています。社名を出せないと言われることもあり、そのときは「部品メーカー」のように業種だけで書きます。貴社も、了承が取れない取引先は、メンションも社名も入れずに業種で書けば、投稿の題材として使えます。
まとめ
- LinkedInのハッシュタグは必須ではない。付けるなら、話題に合うものを少数だけ
- LinkedIn自身の案内も少数で、企業ページ向けは3〜5個、非営利団体向けのブログは3個まで
- 付ければ表示が増える、という公式の説明はない。読まれるかは本文の中身と、つながりや反応しだい
- 広い話題と狭い話題を組み合わせ、コメントではなく本文に入れる。海外向けの投稿は、相手が使う言葉(多くは英語)で
- 人や会社を投稿に入れるのはタグ付け(メンション)。「@」+名前で候補から選び、相手には知らせが届く
- 取引先や顧客をメンションするときは、先に了承をもらう
COSPALinksは、LinkedInを使った海外営業を支援しています。投稿で知ってもらうところから、狙う相手とつながり、会話を商談につなげる進め方までを、資料ライブラリにまとめています。
よくある質問
ALinkedInは、ハッシュタグがないと表示が減るという説明はしていません。フィードに出る投稿は、つながりやフォロー、投稿への反応で決まると説明しています。付けなくても投稿はできるので、話題が合うタグがあるときだけ付ければ十分です。
A少数が目安です。LinkedInの企業ページ向けの案内は3〜5個、非営利団体向けのブログは1つの投稿に3個までとしています。迷ったら3個までにし、本文と関係のあるものだけを付けます。
Aはい。メンションは、相手に投稿を知らせる機能です。相手はメンションを外したり、メンションを受けるかを設定で選んだりできます。取引先や顧客の名前を出すときは、先に了承をもらいましょう。
A設定で、ほかの会員からメンションやタグ付けをされるかを選べます。すでにされたメンションやタグは、自分で外すこともできます。設定の名前や場所は変わることがあるので、LinkedInのヘルプ「メンションとタグの表示を制御する」で確かめてください。
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