LinkedIn営業に
この記事でわかること
- LinkedIn営業にかかる費用の内訳(ツール代・社内の時間・支援費)と目安
- 自社で回すか、外に頼むかの比べ方
- 展示会や広告と比べた費用対効果と、稟議での見せ方
結論:費用は「ツール代・社内の時間・支援費」の3つで考える
LinkedIn営業の費用を比べるときは、見積もりの総額だけを見ないことが大切です。同じ「月○万円」でも、ツール代が含まれているか、社内で誰がどれだけ時間を使うのかで、実際にかかるお金は変わります。
| 費用 | 中身 | 目安 |
|---|---|---|
| ツール代 | Sales Navigatorなど、LinkedInに払うお金 | Coreで月10,550円(税込)/1人 |
| 社内の時間 | 申請・返信・投稿を社内で行う時間 | 申請は1日10〜15分ほど |
| 支援費 | 運用代行・営業代行・内製化支援など、外の会社に払うお金 | 月額固定で月5〜50万円が目安 |
自社で回すか、外に頼むかは、この3つを足して比べます。
ツール代:Sales Navigatorはいくらかかるか
海外の見込み客を探して声をかけるなら、LinkedInの有料版「Sales Navigator」を使うのが一般的です。日本のLinkedInアカウントで契約した場合の料金は、次のとおりです(2026年10月時点の表示、税込み)。
| プラン | 月払い | 向いている使い方 |
|---|---|---|
| Core | 10,550円 | 担当者1人で始める |
| Advanced | 23,915円 | チームで共有して使う |
| Advanced Plus | 個別見積もり | CRMとつなげて会社全体で使う |
まずは1人がCoreで始め、成果が見えてきたら、営業チームのみんながアカウントを持ってAdvancedなどに広げる流れがおすすめです。プランごとの違いは「Sales Navigatorの料金とプラン比較」、会社でまとめて契約する方法は「Sales Navigatorを会社で導入するには」で詳しく解説しています。
Sales Navigatorはアカウントを持つ人の数だけ料金がかかります。支援会社に頼む場合も、LinkedInへの支払いは別にかかることが多いので、見積もりに含まれているかを確かめましょう。
社内の時間:自社で回すとどれくらいかかるか
自社で回す場合に一番大きいのは、お金よりも「毎日続ける時間」です。COSPALinksが支援の中で見てきた目安は、次のとおりです。
- つながり申請:1日10〜15分ほど
- 返信への対応:届いてから2〜3日以内に返し、3〜4往復で資料送付や面談へつなぐ
- 投稿:1本30〜40分ほど
1日あたりの時間は長くありません。ただ、毎日続けることが前提です。担当者が忙しくて止まってしまうと、それまでの時間がむだになります。「時間はあるが、続ける自信がない」という場合は、外の力を借りることも考えましょう。
社内の時間は、申請の分だけで見積もらないようにします。ご相談のあったメーカーでは、狙う業界を一度に広げると問い合わせが増えすぎて、答えきれなくなるのではないかという心配が出ました。最初は業界や国を絞って始め、返信に答える時間も含めて担当者の手が足りるかを確かめてから、狙う範囲を広げます。
支援費:外に頼むときの費用の目安
外に頼む方法は、大きく分けて次の4つです。
| 頼み方 | 中身 | 費用の目安 |
|---|---|---|
| 運用代行(月額固定) | 申請・メッセージ・投稿などの運用をまとめて任せる | 月5〜50万円 |
| 成果報酬 | リードやアポの件数に応じて払う | リード1件あたり数千円〜1万円ほど |
| 営業代行(アポ獲得) | 商談の約束を取るところまで任せる | 1件あたりの単価で決まる形が多い |
| 内製化支援 | 設計とやり方を教わり、社内で回せるようにする | 期間と回数で決まる形が多い |
LinkedIn広告を使う場合は、これとは別に、初期設定の費用(5〜15万円ほど)と広告費がかかります。
金額の幅が大きいのは、頼む範囲が会社ごとに違うからです。見積もりを比べるときは、「月に何人へ申請するか」「メッセージの返信まで対応するか」「Sales Navigatorの料金は含むか」「レポートの内容」をそろえて比べましょう。頼み先の種類と、比べるときに確かめることは「LinkedIn営業代行・運用代行とは?依頼できること・費用の考え方・選び方」でまとめています。
自社で回すか、頼むか:3つの形
すべてを外に出すか、すべてを社内でやるかの二択ではありません。
- 内製社内で
回す 向いている会社 LinkedInに慣れた 気を人が いて、 毎日の 時間も 取れる つけたい 正解がこと 分からないまま 時間が 過ぎやすい - 一部を
外に 一部だけ頼む 向いている会社 設計や設定など、 気を専門性の 高い 部分だけ 外に 出したい つけたい 誰がこと 何を 判断するかを 最初に 決めて おく - 外注すべて
頼む 向いている会社 社内に担当者を 気を置けない。 早く 形に したい つけたい 社内にこと ノウハウが 残りにくい
| 形 | 向いている会社 | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| 社内で回す(内製) | LinkedInに慣れた担当者がいて、毎日の時間も取れる | 正解が分からないまま時間が過ぎやすい |
| すべて頼む(外注) | 社内に担当者を置けない。早く形にしたい | 社内にノウハウが残りにくい |
| 一部だけ頼む | 設計やSales Navigatorの設定など、専門性の高い部分だけ外に出したい | 誰が何を判断するかを最初に決めておく |
COSPALinksがよくおすすめしているのは、まず外に頼んで始め、成果が出た国や地域から社内に移していく形です。最初から社内でやると、うまくいかないときに「やり方が悪いのか、市場が合わないのか」の区別がつきにくいからです。
どの形にするかを決めるための問いと、成果の出た地域から社内に移す進め方は「自分でやるか、頼むか」で紹介しています。
費用対効果:展示会や広告と比べる
LinkedIn営業の費用は、ほかの海外営業の方法と比べると判断しやすくなります。次の数字は、COSPALinksが商談の中でお伝えしている一般的な目安です。
| 方法 | 費用の目安 | 得られるもの |
|---|---|---|
| 海外の展示会 | 1回300〜600万円 | 名刺は約200枚。そのうち見込み客は約2割 |
| LinkedIn広告 | 1クリック700〜3,000円 | 広告を見た人が来る。来る相手は選べない |
| LinkedIn営業 | 月150人とつながれば年1,800人。1人あたり約1,000円 | 自分で選んだ相手とつながり、関係が残る |
展示会は、その場で会って話せるのが強みです。一方で、来る人を選べず、1回ごとに大きな費用がかかります。LinkedIn営業は、狙った会社や役職の人にだけ声をかけられ、つながった相手との関係が続きます。
どちらか一方を選ぶ必要はありません。展示会の前にLinkedInでつながって「会場で会いましょう」と声をかけ、展示会の後もLinkedInでやり取りを続けると、同じ展示会の費用でも得られる商談が増えます。
- 海外の
展示会 会える相手 会場に来た 気を人。 その 場で 会って 話せる つけたい 来ること 人を 選べない。 1回ごとに 大きな 費用が かかる - LinkedIn広告会える
相手 広告を見て 気を来た 人 つけたい 来ること 相手は 選べない - LinkedIn営業会える
相手 自分で選んだ 残る会社や 役職の 人 もの つながった相手との 関係が 続く
- 1展示会の
前に、 LinkedInで つながる - 2「会場で
会いましょう」と 声を かける - 3展示会の
後も、 LinkedInで やり取りを 続ける
一方で、ご相談の中で「とにかく早く商談がほしい」という場合には、電話での営業のほうが早いこともある、と率直にお伝えしています。LinkedIn営業は、関係をつくってから商談に進むので、すぐの成果を求める使い方には向いていません。費用を比べるときは、いつまでに何がほしいのかも一緒に決めておくと、方法を選び違えずに済みます。
展示会との違いは、費用だけでなく、スピードや商談の作り方まで「展示会とLinkedIn営業の比較」で整理しています。
稟議で費用を説明するときのポイント
- LinkedInに払うお金と、支援会社に払うお金を分けて示す。2つが混ざっていると、「なぜこんなに高いのか」と聞かれて止まりやすくなります。
- 無料トライアルで判断材料をつくる。Sales Navigatorには無料トライアルがあります。実際に狙う国や業界で何人見つかるかを見せると、話が進みやすくなります。
- 約束できるのはリードづくりまで、と最初に伝える。つながりや返信は早い段階から出ますが、受注までには時間がかかることが多いです。商談数や売上を約束する提案は、慎重に見ましょう。
社内説明でよく聞かれる質問と答え方は「LinkedIn営業の稟議を通すには」にまとめています。
費用で失敗しないための注意点
- 代理ログインや自動化をする業者は避ける。パスワードを預けて代わりに操作したり、ツールで自動送信したりすることは、LinkedInの利用規約に反するおそれがあります。アカウントが制限されると、それまでのつながりを失うこともあります。
- 「とりあえず投稿を増やしたい」で頼まない。いいねは増えても、商談にはつながりにくくなります。何を増やしたいのか(問い合わせ、面談、代理店候補など)を先に決めましょう。
- 安さだけで選ばない。月額が安くても、申請の数が少なかったり、返信への対応が含まれていなかったりすると、成果につながりません。
よくある質問
Q. いちばん安く始めるには、どうすればいいですか?
担当者1人がSales Navigator Coreを契約し、自社で回す形です。費用は月10,550円(税込)です。無料トライアルの期間に、狙う国や業界で相手が見つかるかを確かめてから決めましょう。
Q. 運用代行は月いくらから頼めますか?
頼む範囲によりますが、月額固定で月5〜50万円が目安です。Sales Navigatorの料金が含まれているかは、会社によって違います。
Q. 成果報酬のほうが得ですか?
リードの件数で払う形は、成果が出なければ費用がかからない点が安心です。ただし「リード」の定義が会社によって違うので、何を1件と数えるのかを契約前に確かめましょう。
Q. 補助金は使えますか?
販路開拓に使える補助金(小規模事業者持続化補助金など)の対象になる場合があります。対象になるかは公募の要領で決まるので、申請前に確かめてください。
まとめ
- LinkedIn営業の費用は、ツール代・社内の時間・支援費の3つで考える
- 自社で回すなら、Sales Navigator Coreの月10,550円(税込)から始められる
- 外に頼むなら月額固定で月5〜50万円が目安。頼む範囲をそろえて比べる
- 展示会や広告と比べると、狙った相手とつながれる点と、1人あたりの費用の低さが強み
- 稟議では、LinkedInに払うお金と支援費を分けて示す
COSPALinksでは、運用をお任せいただく形と、社内で回せるようにする内製化支援の2つをご用意しています。料金や支援の範囲は、サービスページと資料ライブラリでご覧いただけます。
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