LinkedIn営業は、
この記事でわかること
- 営業で使うときの、無料版とSales Navigatorの違い
- 無料版で済ませておくことと、有料に切り替えるタイミング
- 無料トライアルの使い方と、月払い・年払いの選び方
結論:無料版で始め、見込み客を探す段階でSales Navigatorへ
LinkedInは無料で使えます。いきなり有料版を契約する必要はありません。考え方は次のとおりです。
- 無料版でやること:プロフィールと企業ページを整え、取引先や展示会で会った人など、知っている相手とつながります。
- 無料版の上限まで試す:検索と申請には制限があります。そこに当たるまで使ってみます。
- 有料にするとき:知らない海外の見込み客を、国・業界・役職で探し始めるときです。
- 有料版の選び方:まず1人がSales Navigator Core(月10,550円、税込)で始めます。1か月の無料トライアルがあります。
無料版でも、探すことはできます。ただ、営業で毎日相手を探し、申請を続けるには、無料版の検索と申請の制限が足かせになります。
営業で使うときの違い
細かい機能の違いではなく、営業の作業ごとに比べると、次のようになります。
- 1無料版で
準備を 済ませる - 2無料トライアルを
申し込む - 3初日から
申請 - 4続けるか
決める
| 営業の作業 | 無料版 | Sales Navigator Core |
|---|---|---|
| プロフィール・企業ページを整える | できる | 同じ(LinkedInのアカウントは共通) |
| 知っている相手とつながる | できる | できる |
| 知らない相手を条件で探す | 基本的な条件だけ。検索に制限がある | 国・業界・会社の規模・職種・役職の段階など、細かい条件で探せる |
| 見つけた相手を保存して追う | できない | リストと保存検索で追い、動きを通知してくれる |
| つながっていない相手に連絡する | できない(申請のみ) | InMailを送れる |
| 費用 | 無料 | 月10,550円(税込)。年払いなら24%引き |
いちばん大きな違いは、「知らない相手を、条件で探して追い続けられるか」です。機能の詳しい違いは「Sales Navigatorとは」で解説しています。
LinkedInには、ほかにPremiumという有料版もあります。Premiumは転職活動や個人の情報収集向けで、営業用の細かい検索条件やリストの機能はありません。海外の見込み客を探すなら、Sales Navigatorを選びます。
無料版で済ませておくこと
Sales Navigatorを契約する前に、無料版でできる準備を済ませておきます。準備を先に終えておけば、無料トライアルの初日から申請を送れます。
- 個人のプロフィールを英語で整える。英語の名前、顔が分かる写真、何をしている人かが分かる見出し、自己紹介を入れます。
- 企業ページを整える。ロゴ、英語の会社説明、Webサイトを入れ、職歴を企業ページにつなぎます。
- 知っている相手とつながる。取引先、代理店、展示会で名刺を交換した人に申請を送ります。知っている相手なら、無料版で十分です。
- 狙う相手を決める。国・業界・役職の条件を書き出しておきます。
- 無料版で少し検索してみる。狙う会社の名前で検索し、どんな人がいるかを見ておきます。
申請は、理想は相手ごとに短い一言を添えることですが、書けずに止まるくらいなら、メッセージなしで送っても構いません。
無料版のうちに、狙う国・業界・役職を決めておくと、切り替えたあとすぐに動けます。決め方は「LinkedIn海外営業のターゲット設定」で紹介しています。
- 1英語の
プロフィール 英語の名前、 顔が 分かる 写真、 何を している 人かが 分かる 見出し、 自己紹介 - 2企業ページロゴ、
英語の 会社説明、 Webサイト。 職歴を 企業ページに つなぐ - 3知っている
相手と 取引先、つながる 代理店、 展示会で 名刺を 交換した 人。 無料版で 十分 - 4狙う
相手を 国・決める 業界・ 役職の 条件を 書き出しておく - 5少し
検索してみる 狙う会社の 名前で 検索し、 どんな 人が いるかを 見ておく
有料に切り替えるタイミング
次のどれかに当てはまったら、Sales Navigatorに切り替える時期です。
| 当てはまること | 理由 |
|---|---|
| 知らない海外の見込み客を探したい | 国・業界・役職を組み合わせた検索は、Sales Navigatorが前提 |
| 検索や申請の制限に当たった | 無料版の上限まで試した、というサイン |
| 狙う相手が何人いるかを確かめたい | 細かい条件で検索し、当てはまる人数を見られる |
| 毎日申請を送る担当者を決めた | 1日10〜15分の作業を続ける体制ができたら、道具をそろえる |
逆に、知っている相手とつながるだけの段階や、プロフィールがまだ整っていない段階なら、有料にするのは早すぎます。準備が終わる前にトライアルを始めると、無料の1か月を準備で使ってしまいます。
- 切り
替える どれかに当ては 知らないまる 海外の 国・見込み客を 探したい 業界・ 検索や役職を 組み合わせて 探す 申請の 無料版の制限に 当たった 上限まで 狙う試した、と いう サイン 相手が 細かい何人いるかを 確かめたい 条件で 毎日検索し、 当ては まる 人数を 見る 申請を 1日10〜15分の送る 担当者を 決めた 作業を 続ける 体制が できた - まだ
早い 無料版のまま 知っている準備する 相手と プロフィールがつながるだけ まだ 準備が整っていない 終わる 前に トライアルを 始めると、 無料の 1か月を 準備で 使ってしまう
切り替えたあと最初に行う、リストと保存検索の設定は「Sales Navigatorのリスト作成と保存検索」で説明しています。
切り替えの手順
- 無料トライアルを申し込む。CoreとAdvancedには、1か月の無料トライアルがあります。Premiumを含むLinkedInの有料プランを今使っておらず、過去365日以内にLinkedInの無料トライアルを使っていないことが条件です。申し込みにはクレジットカードの登録が必要で、終了前に解約すれば料金はかかりません。
- 初日から検索と申請を始める。準備を済ませておけば、最初の月から承認や返信が出てきます。申請を送らなければ、何も始まりません。
- まず月払いで続ける。トライアルが終わったら、月払いで続けます。
- 続けると決めたら年払いにする。年払いにすると、Coreで24%安くなります。
Sales Navigatorは、今のLinkedInのアカウントに追加して使います。新しいアカウントを作る必要はなく、つながりもそのまま使えます。プランごとの料金と選び方は「Sales Navigatorの料金とプラン比較」で解説しています。
Core・Advancedのどちらで始めるか
まずは1人がCoreで始めます。探す、保存する、つながる、会話するという海外営業の基本の流れは、Coreで回せます。
成果が見えてきたら、営業チームのみんながアカウントを持ち、Advanced(月23,915円、税込)などで営業全体に広げます。Advancedは、席や請求をまとめて管理できるなど、チームで使うための機能が加わります。会社での契約のしかたは「Sales Navigatorを会社で導入するには」で解説しています。
迷ったときは、費用と手間で比べる
月10,550円を高いと感じるかどうかは、何と比べるかで変わります。
- 担当者の時間と比べる。無料版で相手を探すと、条件で絞れないぶん、一人ひとりのプロフィールを開いて確かめる時間が増えます。毎日続けるなら、その手間は月の料金より大きくなりがちです。
- 展示会と比べる。海外の展示会は、1回で300〜600万円かかることもあります。Sales Navigatorなら、日本にいながら狙った国の担当者を探し、声をかけられます。
- 無料トライアルで確かめる。1か月は無料です。狙う相手が何人いるか、承認や返信が来るかを見てから、続けるかを決められます。
費用の全体の比べ方は「LinkedIn営業の費用相場」でまとめています。
無料版のまま続けるときの注意
無料版の制限を、外部のツールで補おうとするのは避けましょう。申請やメッセージを自動で大量に送るツールや、パスワードを預けて代わりに操作してもらうやり方は、LinkedInの利用規約に反するおそれがあります。アカウントが制限されると、それまでのつながりも使えなくなりかねません。
無料版で続けるなら、知っている相手とのつながりを広げ、投稿で関係を保つ使い方が中心になります。知らない相手を探して声をかけるなら、Sales Navigatorに切り替えるほうが、結果として手間も少なくなります。
商談でお会いした、無料版で海外とのつながりを増やしてきた営業の方も、無料版の制限に悩んでいました。海外の大手メーカーや代理店の人とつながり、その人のつながりをたどって申請を送るやり方です。無料版では、プロフィールを続けて開くと閲覧を止められるため、相手のプロフィールを見ずに申請を押していたそうです。週の上限にも、すぐに届いてしまいます。つながりのつながりをたどると、狙いから外れた相手も混ざります。貴社でも、相手を確かめずに申請を押すようになったら、Sales Navigatorに切り替えて、条件で絞った相手に送る形に変える時期です。
よくある質問
Q. 無料版だけでも、海外営業はできますか?
知っている相手とつながり、やり取りすることはできます。知らない海外の見込み客を条件で探し続けるには、検索と申請の制限があるため、Sales Navigatorが向いています。
Q. Sales Navigatorを解約したら、つながりは消えますか?
消えません。つながりはLinkedInのアカウントに残ります。解約すると、Sales Navigatorの検索や保存の機能が使えなくなります。
Q. 会社で何人分を契約すればいいですか?
まず1人分から始めます。アカウントは個人ごとの契約で、1つのアカウントを複数人で使うことはできません。成果が見えたら、使う人を増やします。
Q. 無料トライアルの間に何をすればいいですか?
狙う相手を検索して人数を確かめ、申請を毎日送ります。承認や返信の様子が、続けるかどうかの判断材料になります。
まとめ
- LinkedIn営業は無料版で始めてよい。プロフィール・企業ページ・知っている相手とのつながりは無料版で十分
- 無料版には検索と申請に制限がある。上限まで試し、見込み客を探す段階でSales Navigatorへ
- まず1人がCore(月10,550円、税込)で始める。1か月の無料トライアルは、準備を済ませてから初日に申請を始める
- まず月払い、続けると決めたら年払い(Coreで24%引き)
- 制限を自動化ツールや代理ログインで補うのは、規約に反するおそれがある
COSPALinksは、Sales Navigatorを使った海外営業を支援しています。契約前の準備から毎日の運用までの進め方は、資料ライブラリにまとめています。
無料相談(30分・オンライン)
貴社が会える海外の決裁者の数を、その場でお見せします。
狙いたい国・業界・役職を












セミナー10/30(金)11:00〜出版記念セミナー 受付中