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コラムLinkedIn営業とは?始め方を6ステップで解説
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コラムLinkedIn Sales Navigatorとは?
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代表取締役 中島 嘉一LinkedIn & Sales Navigator活用の専門家中島 嘉一NAKAJIMA, Kaichi株式会社コスパ・テクノロジーズ 代表取締役電機メーカーで海外営業を経験し、上海で起業。現在はLinkedIn・Sales Navigatorを活用して、日本企業の海外顧客開拓を支援しています。
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LinkedIn活用

個人アカウントを会社の営業に使っていい?|LinkedIn営業で退職したときの考え方

監修中島 嘉一株式会社コスパ・テクノロジーズ 代表取締役

LinkedInで、社員の個人アカウントを会社の営業に使うのは、海外では標準のやり方です。企業ページからは申請もメッセージも送れないため、声をかけるのは個人アカウントになります。気になるのは担当者が辞めたときですが、つながった相手を企業ページのフォローに招待し、やり取りの記録を社内に残しておけば、会社の資産として残せます。この記事では、会社と社員の不安への答え、決めておきたい社内ルール、退職・異動のときの引き継ぎの手順をまとめます。

この記事でわかること

  • 個人アカウントを会社の営業に使ってよい理由と、会社・社員それぞれの不安への答え
  • 始める前に決めておきたい社内ルール
  • 担当者が退職・異動するときの引き継ぎの手順と、Sales Navigatorのアカウントの扱い

結論:使ってよい。辞めても残る仕組みを先に作る

社員の個人アカウントを、会社の営業に使って構いません。

  • 海外では標準。海外の担当者は、仕事の連絡や情報集めに自分のLinkedInを使っています。営業の担当者が自分のアカウントで声をかけるのは、ごく普通のことです。
  • 個人でしか声をかけられない。企業ページからは、つながり申請もメッセージも送れません。
  • つながりは本人のもの。個人アカウントのつながりは、辞めたあとも本人に残ります。
  • 会社に残す方法がある。つながった相手を企業ページのフォローに招待し、やり取りを社内に記録しておけば、担当者が替わっても会社との接点は残ります。

「辞めたらどうなるか」を心配して始めないより、辞めても残る仕組みを最初に作って始めるほうが、会社にとっての得は大きくなります。

会社と社員、それぞれの不安への答え

よくある不安考え方
(会社)辞めたら、つながりを持っていかれるつながりは本人に残る。企業ページへの招待と記録で、会社にも接点を残す
(会社)社員が何を発信するか分からないプロフィールと投稿の決まりを、最初に簡単に決めておく
(会社)会社の名前で1つのアカウントを作れば安心ではLinkedInの個人アカウントは本人が使うもの。架空の人や共用のアカウントは、規約に反するおそれがある
(社員)私的な情報を出したくない仕事の情報だけを載せればよい。私的な投稿をする必要はない
(社員)会社のために自分のアカウントを使うのは損では業界の人とのつながりは、本人の経歴としても残る
(社員)転職活動をしていると思われないか見出しに今の仕事と担当の国・製品を書けば、営業の担当者だと伝わる

個人アカウントを使うのは、会社にとっても社員にとっても、悪い取引ではありません。ただ、何も決めずに始めると、辞めるときに困ります。次の節の社内ルールを、始める前に決めておきます。

始める前に決めておきたい社内ルール

難しい規程は要りません。次の5つを、1枚にまとめておけば十分です。

始める前の社内ルールは1枚に5つ難しい規程は要らない。何も決めずに始めると、辞めるときに困る
1枚にまとめる社内ルール
  1. 1プロフィールに載せること英語の名前、写真、今の仕事が分かる見出し。職歴を会社の企業ページにつなぐ
  2. 2投稿の決まり仕事に関することは自由に。製品の価格や取引先の名前など、社外に出せない情報は書かない
  3. 3記録の残し方誰と、いつ、どんな話をしたかを残す。保存先は会社が決める
  4. 4企業ページへの招待つながった相手を、企業ページのフォローに招待する
  5. 5辞めるとき・担当が替わるときの手順引き継ぎの手順を、あらかじめ共有しておく
入れておく本人が自分で操作する✕ ツールで自動で送る✕ パスワードを預けて代わりに操作
  1. プロフィールに載せること。英語の名前、写真、今の仕事が分かる見出し、職歴を会社の企業ページにつなぐこと。
  2. 投稿の決まり。仕事に関することは自由に。製品の価格や取引先の名前など、社外に出せない情報は書かない。
  3. 記録の残し方。誰と、いつ、どんな話をしたかを、営業の記録やリストに残す。保存先は会社が決める。
  4. 企業ページへの招待。つながった相手を、企業ページのフォローに招待する。
  5. 辞めるとき・担当が替わるときの手順。次の節の手順を、あらかじめ共有しておく。

ご相談では、「今の会社名や仕事の中身をプロフィールに書くのに、会社の許可が要るのか」と聞かれたこともあります。職歴に今の会社と仕事を書くこと自体は、履歴書に書くのと同じで、本人が決められることです。会社と決めておくのは、会社の情報を投稿するときです。社内に「社員が会社のことを発信するのは抵抗がある」という声があれば、会社のことは企業ページで出し、社員はそれをシェアして広める、という分け方をお勧めしています。

申請やメッセージを、ツールで自動で送ることや、パスワードを他の人に預けて代わりに操作してもらうことは、LinkedInの利用規約に反するおそれがあります。ルールの中に「本人が自分で操作する」ことも入れておきましょう。

退職・異動のときの引き継ぎ手順

担当者が辞める、または担当が替わると決まったら、次の順で進めます。

退職・異動のときの引き継ぎ6ステップつながりは本人のもの。本人から後任を紹介し、企業ページへの招待と記録で会社との接点を残す
  1. 1やり取り中の相手を一覧にする名前・会社・最後に話したこと・次にすること
  2. 2後任を紹介する本人から「担当が替わります。後任は○○です」
  3. 3後任が申請を送る紹介のあとなので、誰からか相手に分かる
  4. 4企業ページに招待辞める前に招待を済ませる
  5. 5Sales Navigatorを整理するCoreは本人が解約。Advanced以上は管理者が付け替える
  6. 6職歴を直してもらう今の会社と表示されないよう、本人が更新
最も効くのは日ごろの記録辞めると決まってから集めるより、毎日の作業の終わりに残す
  1. やり取り中の相手を一覧にする。名前、会社、最後に話したこと、次にすることを、記録の表で確かめます。
  2. 後任を紹介するメッセージを送る。「担当が替わります。後任は○○です」と、本人から相手に伝えます。黙って辞めるより、相手も安心します。英語なら「I'm moving on from my current role. My colleague ○○ will take over, and will send you a connection request soon.」のように、短く書けば十分です。
  3. 後任が申請を送る。紹介のメッセージを送ったあとに、後任から同じ相手につながり申請を送ります。前の担当から紹介されているので、相手も誰からの申請かが分かります。承認されたあとのあいさつの例文は「LinkedInの英語メッセージ例文集」にあります。
  4. 企業ページへの招待を済ませる。まだ招待していない相手がいれば、辞める前に招待します。
  5. Sales Navigatorのアカウントを整理する。次の節のとおり、付け替えか解約をします。
  6. 本人のプロフィールの職歴を直してもらう。辞めたあとは、今の会社として表示されないように、本人に職歴を更新してもらいます。

ご相談で企業ページを一緒に見ると、すでに辞めた人が社員として表示されたままのこともあります。職歴は本人のプロフィールの情報なので、会社の側からは消せません。辞めてから連絡を取るのは手間がかかるので、辞める前に、本人に直してもらっておきます。

引き継ぎで最も効くのは、日ごろの記録です。辞めると決まってから慌てて集めるより、毎日の作業の終わりに記録する習慣をつけておきます。担当の分け方と、商談への引き継ぎは「LinkedIn営業とは」でも解説しています。

Sales Navigatorのアカウントはどうなるか

Sales Navigatorのアカウントは、個人ごとの契約です。辞めるときの扱いは、プランによって変わります。

プラン辞めるときの扱い
Core個人の契約なので、担当者本人が解約する
Advanced以上管理者が、別の担当者にアカウントを付け替えられる

Coreで始めた場合は、辞める前に本人に解約してもらう段取りを決めておきます。チームで使う段階になったら、管理者がまとめて管理できるAdvancedなどに広げると、担当が替わるときの手間が減ります。会社での契約のしかたは「Sales Navigatorを会社で導入するには」で解説しています。

1つのアカウントを複数人で使い回すことはできません。後任には、後任自身のアカウントを用意します。

辞める前から効いてくる3つの習慣

  • 企業ページへの招待を、つながったその週に済ませる。後回しにすると、辞めるときに大量に残ります。企業ページの整え方と招待の流れは「企業ページと個人アカウントの使い分け」で解説しています。
  • 1つの会社に、担当者を1人だけにしない。相手の会社の中でも、現場・管理職など複数の人とつながっておくと、こちらの担当が替わっても話が続きます。
  • 大事な相手には、上司や後任の候補もつながっておく。商談が進んでいる相手には、面談に同席した人もつながり申請を送っておきます。
辞める前から効いてくる3つの習慣こちらの担当が替わっても、相手の会社との話が続くようにしておく
  1. つながったその週に企業ページへの招待を済ませる後回しにすると、辞めるときに大量に残る
  2. 相手の会社の中で担当者を1人だけにしない現場・管理職など、複数の人とつながっておく
  3. 商談が進んでいる相手には上司や後任の候補もつながる面談に同席した人も、申請を送っておく

よくある失敗

  • 辞めると決まってから記録を集める。誰とどこまで話したかが分からず、引き継ぎができません。記録は毎日の作業の終わりに残します。
  • 黙って辞める。相手から見ると、やり取りが急に途切れます。本人から後任を紹介するだけで、話は続きやすくなります。
  • 会社のパスワードで、1つのアカウントを複数人が使う。個人アカウントは本人が使うものです。代理ログインは、LinkedInの利用規約に反するおそれがあります。
  • 社員任せで、会社が何も決めない。招待や記録のルールがないと、つながりは担当者の中にだけ残ります。
  • 不安から、個人アカウントを使わせない。企業ページからは声をかけられないため、LinkedIn営業そのものが始まりません。

よくある質問

Q. 社員が辞めたら、つながりを会社に移せますか?

移せません。個人アカウントのつながりは本人のものです。企業ページのフォローに招待しておくこと、記録を残すこと、後任を紹介してもらうことで、会社との接点を残します。

Q. 会社用に、担当者名を出さない共用のアカウントを作ってもいいですか?

避けましょう。LinkedInの個人アカウントは、本人が使うものです。架空の人のアカウントや、複数人で使い回すアカウントは、規約に反するおそれがあります。会社として出るなら、企業ページを使います。

Q. 社員が個人アカウントを使うのを嫌がったら、どうすればいいですか?

仕事の情報だけを載せればよいこと、私的な投稿は要らないことを伝えます。業界の人とのつながりは本人の経歴にもなります。それでも難しければ、使ってよいと言う人から始めます。

Q. 異動で担当が替わるだけの場合も、同じ手順ですか?

同じです。異動の場合は、前の担当者が社内にいるので、相手への紹介や質問への対応を頼みやすくなります。

まとめ

  • 個人アカウントを会社の営業に使うのは、海外では標準。企業ページからは申請もメッセージも送れない
  • つながりは本人のもの。企業ページへの招待と、やり取りの記録で会社の資産にする
  • プロフィール・投稿・記録・招待・辞めるときの手順を、始める前に1枚のルールにしておく
  • 辞めるときは、後任を紹介するメッセージを本人から送り、後任が申請する
  • Sales NavigatorはCoreなら本人が解約、Advanced以上なら管理者が付け替える

COSPALinksは、LinkedInを使った海外営業を支援しています。個人アカウントの使い方や社内ルールを含めた進め方は、資料ライブラリにまとめています。

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中島 嘉一株式会社コスパ・テクノロジーズ代表取締役LinkedInセールス活用の専門家
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