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代表取締役 中島 嘉一LinkedIn & Sales Navigator活用の専門家中島 嘉一NAKAJIMA, Kaichi株式会社コスパ・テクノロジーズ 代表取締役電機メーカーで海外営業を経験し、上海で起業。現在はLinkedIn・Sales Navigatorを活用して、日本企業の海外顧客開拓を支援しています。
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LinkedIn活用

LinkedInの公開範囲の設定|メールアドレス・つながりの一覧・写真・公開プロフィールを誰に見せるか

監修中島 嘉一株式会社コスパ・テクノロジーズ 代表取締役

LinkedInの公開範囲は、「設定とプライバシー」の「公開範囲」と、プロフィールの編集画面で、項目ごとに変えられます。海外の買い手や代理店に見られる前提なら、名前・見出し・勤め先・写真は出し、メールアドレス・電話番号・つながりの一覧は見せる相手を絞るのが基本です。出すものを隠すと申請の相手に信用されにくく、絞るものを出したままにすると、連絡先や取引先の顔ぶれが広がります。この記事では、設定画面の場所と項目ごとの変え方、相手からの見え方の確かめ方をまとめます。

この記事でわかること

  • LinkedInの設定画面の場所と、左のメニューの役割
  • メールアドレス・電話番号・つながりの一覧・写真・公開プロフィールの、項目ごとの変え方
  • 海外の相手からの見え方と、申請を送り始める前に見直す順番

結論:名前・見出し・勤め先・写真は出し、メールアドレス・電話・つながりの一覧は絞る

LinkedInでは、プロフィールの項目ごとに「誰に見せるか」を選べます。海外営業で使うときの線引きは、次のとおりです。

項目おすすめの見せ方理由
名前・見出し・今の勤め先出す(公開プロフィールでも出す)申請を受けた相手が、どこの誰かを確かめる手がかりになる
プロフィール写真「LinkedInの会員全員」か「一般公開」「つながり」だけにすると、申請を送った相手に写真が見えない
公開プロフィールオンにして、出す項目を選ぶ名前で調べた相手が、LinkedInの外からも見つけられる
メールアドレス自分だけか、1次のつながりまで知らない人に広がらないようにする。連絡はメッセージで受けられる
電話番号連絡先に載せない。載せるなら会社の番号個人の番号が、つながった人全員に見えるのを防ぐ
つながりの一覧取引先や代理店が並ぶなら、見せない取引先の顔ぶれを、ほかの会社に推し量られにくくする

見出しは、名前の下に出る肩書きの一文です。1次のつながりは直接つながっている相手、2次のつながりは、つながりの先にいる人のことです。

相手が「この人と話してよいか」を判断する材料は出し、判断に使わない連絡先や人脈の情報は絞る、という考え方です。

LinkedInを安全に使う設定の全体は「LinkedInは危険?危険性の正体と安全に使う設定」で解説しています。この記事は、その中の公開範囲の部分を、項目ごとの手順にしたものです。

設定画面の場所:「設定とプライバシー」の左のメニュー

公開範囲の設定は、主に「設定とプライバシー」の画面にあります。パソコンでは、画面の上にある自分の写真を選び、メニューから「設定とプライバシー」を開きます。スマートフォンのアプリでは、自分の写真から設定の画面を開きます。

画面の左に、次のメニューが並びます。

左のメニュー主な中身この記事で扱うもの
アカウントの環境設定名前や表示の言語など、アカウントの基本扱わない
サインインとセキュリティログインに使うメールアドレスと電話番号、パスワード、2段階認証電話番号の置き場所の違いだけ
公開範囲誰に何を見せるか(メールアドレス、つながり、公開プロフィール、閲覧したときの表示など)中心に扱う
データのプライバシーLinkedInが自分のデータをどう使うか、データの書き出し扱わない
広告データ広告に使われるデータ扱わない
通知LinkedInから届く知らせ扱わない(「メール・通知が多いときの減らし方」で解説)

写真の公開範囲と、プロフィールの連絡先の電話番号は、プロフィールの編集画面で変えます。

公開範囲は「設定とプライバシー」の左のメニューから開くパソコンの場合。メールアドレス、つながり、公開プロフィールなど、誰に何を見せるかがまとまっている
  1. 「設定とプライバシー」を開く画面の上の自分の写真から
  2. 左のメニューで「公開範囲」を選ぶメールアドレス、つながり、公開プロフィールなどの項目が並ぶ
写真と、連絡先の電話番号はプロフィールの編集画面で変える

「公開範囲」の中にある「プロフィール閲覧オプション」は、自分が相手のプロフィールを見たときに、名前や見出しを相手に出すかを選ぶ設定です。見られる範囲ではなく、見に行ったときの表示(足跡)の設定なので、「LinkedInの足跡(閲覧履歴)とは?誰が見たかの確かめ方と、3つの表示設定」で解説しています。通知の設定は別の記事で扱います。

メニューの名前や場所は変わることがあります。見つからないときは、LinkedInのヘルプ「アカウントとプライバシーの設定を管理する」で確かめてください。

項目ごとの変え方

メールアドレス:見せる相手を「自分だけ」か「1次のつながり」に

  1. 自分の写真から「設定とプライバシー」を開く
  2. 左のメニューで「公開範囲」を選ぶ
  3. メールアドレスを見せる相手の項目(英語の画面では「Who can see or download your email address」)を開く
  4. 見せる相手を選ぶ

選べる相手は、LinkedIn公式の「プライバシー設定の案内」によると、誰にも見せない(自分だけ)、1次のつながり、1次と2次のつながり、LinkedInの会員全員の4つです。項目の名前のとおり、メールアドレスを見るだけでなく、書き出す(ダウンロードする)ことも、ここで絞れます。

おすすめは、自分だけか、1次のつながりまでです。海外の相手とは、つながったあと、LinkedInのメッセージでやり取りできます。メールアドレスが要る段階になったら、そのときに伝えれば足ります。

メールアドレスは自分だけか1次のつながりまでにする海外の相手とは、つながったあとLinkedInのメッセージでやり取りできる
  1. 見せる相手を選んで保存する「公開範囲」のメールアドレスの項目で選ぶ
  2. つながっていない相手には出ない連絡はメッセージで受ける。メールが要る段階になったら、そこで伝える
電話番号はプロフィールの「連絡先情報」に載せない。載せるなら会社の番号

ご相談では、「社員の個人のアカウントを会社の営業に使っても大丈夫か」という不安をよく聞きます。COSPALinksでは、プロフィールのメールアドレスは見せる相手を絞り、商談に進んだ相手との正式なやり取りは会社のメールに移して、関係する人をCCに入れて会社に残すようお伝えしています。LinkedInは出会いと最初の会話の場にし、条件や見積もりは会社のメールで残す、という分け方です。

電話番号:プロフィールの連絡先に載せない

LinkedInの電話番号には、置き場所が2つあります。

  • プロフィールの「連絡先情報」: つながった相手に見せる連絡先です。個人の携帯電話の番号は入れず、載せるなら会社の代表や部署の番号にします。消すときは、自分のプロフィールの「連絡先情報」を開き、編集(えんぴつ)のアイコンから電話番号を消して保存します。
  • 「サインインとセキュリティ」の電話番号: ログインやアカウントの回復に使う番号です。LinkedInは、ログインできなくなるおそれを減らすために、この番号の登録を案内しています。プロフィールの連絡先とは別のものなので、登録しておきます。

つながりの一覧:取引先や代理店が並ぶなら見せない

つながりの一覧は、LinkedInにログインしていない人には見えません。見せるかを選べるのは、つながっている人に対してです。

  1. 「設定とプライバシー」を開き、左のメニューで「公開範囲」を選ぶ
  2. つながりの一覧を見せる相手の項目(英語の画面では「Who can see your connections」)を開く
  3. 一覧を見せるスイッチ(英語の画面では「Connection visibility」)をオフにする

オフにしても、相手と共通のつながりなど、一部は相手から見えることがあります。つながりの数も、プロフィールに出たままです。

つながりの一覧はスイッチ1つで見せなくできる取引先や代理店の担当者とつながっているなら、ほかの会社に顔ぶれを推し量られないようにする
  1. 「つながりを見せる相手」を開く「設定とプライバシー」の「公開範囲」の中
  2. 一覧を見せるスイッチをオフにするつながっている人から、一覧が見えなくなる
オフにしてもつながりの数と、相手と共通のつながりは見えることがある

海外営業で気をつけたいのは、代理店や取引先の担当者とつながっているときです。一覧を見せたままにすると、つながった競合や、ほかの代理店の候補にも、貴社の取引先の顔ぶれを推し量られます。取引先が並ばないうちは見せておき、代理店や主な取引先とつながりはじめたらオフにする、という決め方でも構いません。

プロフィール写真:申請の相手に見えるように

写真の公開範囲は、自分のプロフィールの写真を選んで開く、写真の編集画面で変えます。選べるのは「つながり」「ネットワーク」「LinkedInの会員全員」「一般公開」の4つです。

申請を送る相手は、まだつながっていない人です。「つながり」だけにすると、相手からは写真のない人に見えてしまいます。少なくとも「LinkedInの会員全員」にし、名前で調べた相手にも見せたいなら「一般公開」にします。写真の選び方と、範囲ごとの見え方は「LinkedInプロフィール写真のおすすめと選び方」で解説しています。

写真は申請を送る相手に見えるようにする写真の公開範囲は、自分のプロフィールの写真を選んで開く、写真の編集画面で変える
  1. 「LinkedInの会員全員」以上を選ぶ「つながり」だけにすると、申請を送った相手に写真が見えない
  2. 申請を受けた相手にも写真が見える写真・名前・見出し・勤め先を見て、つながるかを決めてもらう
社内の目が気になるならプロフィールを直す前に、変更をつながりに知らせる設定をオフにする

ご相談では、「顔を出したくない」「社内で転職活動をしていると思われないか」という声もあります。COSPALinksでは、海外の相手には社員の顔が信用につながるとお伝えしています。正面の顔写真がいちばんですが、どうしても抵抗があるなら、後ろ姿の写真でもよいとお答えしています。公開範囲を狭めて写真を隠すより、出せる写真を選ぶ、という考え方です。

社内の目が気になるなら、プロフィールを直す前に、変更をつながりに知らせる設定(英語の画面では「Share profile updates with your network」)をオフにしておきます。

公開プロフィール:LinkedInの外に、どこまで見せるか

公開プロフィールは、LinkedInにログインしていない人や、GoogleやBingなどの検索結果に見せるプロフィールです。出すか出さないかと、出す項目を、本人が選べます。

  1. 自分のプロフィールを開き、右側の「公開プロフィールとURLを編集」を選ぶ(「設定とプライバシー」の「公開範囲」からも開けます)
  2. 公開プロフィールを見せるかのスイッチを確かめる。オフにすると、LinkedInの外の人にも、検索結果にも出ない
  3. 写真、見出し、今の職歴、学歴など、項目ごとに見せるかを選ぶ

海外営業で使うなら、公開プロフィールはオンにして、名前・写真・見出し・今の勤め先は出しておきます。展示会で名刺を交換した相手や、メールを受け取った相手は、名前で検索して、貴社と担当者を確かめることがあるからです。見せたくない項目があれば、その項目だけを外します。

ログインしていない人に見える範囲は「LinkedInは登録しないで見ることができる?ログインなしで見える範囲」で、URLの整え方は「LinkedInの自分のURLはどこ?プロフィールリンクの確認・変更・コピー方法」で解説しています。

名字の表示

「公開範囲」には、名字をどう見せるかを選ぶ項目もあります。海外の相手に名前で見つけてもらうなら、名刺やメールの署名と同じく、名字もそのまま出しておくのが基本です。

海外のバイヤーや代理店からの見え方

同じプロフィールでも、見る人によって見えるものが違います。

見る人見えるもの決める設定
ログインしていない人・検索エンジン公開プロフィールで選んだ項目だけ公開プロフィール
つながっていない会員(申請を受けた相手など)プロフィールの全体。写真は公開範囲しだいで、連絡先はメールアドレスの設定しだい。つながりの一覧は見えない写真の公開範囲、メールアドレス
1次のつながり上に加えて、連絡先とつながりの一覧(どちらも設定しだい)メールアドレス、連絡先情報、つながり

設定を変えたら、相手の側からどう見えるかを確かめます。

  • 公開プロフィール: 「公開プロフィールとURLを編集」の画面で、出す項目を見ながら確かめる
  • つながっていない会員から: つながっていない同僚に開いてもらい、写真と見出しが見え、メールアドレスが見えないかを確かめる
  • 検索から: 自分の名前と社名で検索し、出てくる写真と肩書きを見る

見直す順番:海外に申請を送り始める前に

公開範囲は、海外の相手に申請を送り始める前に、まとめて見直します。順番は次のとおりです。

  1. メールアドレスを、自分だけか1次のつながりまでにする
  2. 「連絡先情報」の電話番号を消すか、会社の番号にする
  3. つながりの一覧を見せるかを決める(取引先や代理店が並ぶなら、オフ)
  4. 写真の公開範囲を「LinkedInの会員全員」以上にする
  5. 公開プロフィールをオンにし、名前・写真・見出し・今の勤め先を出す
  6. つながっていない人からの見え方を確かめる

社員が何人かでLinkedInを使うなら、メールアドレスとつながりの一覧の扱いを会社でそろえておくと、担当が増えても迷いません。

まとめ

  • 公開範囲は、「設定とプライバシー」の「公開範囲」と、プロフィールの編集画面で、項目ごとに変える
  • 名前・見出し・今の勤め先・写真は、海外の相手に見えるように出す
  • メールアドレスは自分だけか1次のつながりまでにし、電話番号は連絡先に載せない
  • つながりの一覧は、取引先や代理店が並ぶなら見せない
  • 公開プロフィールはオンにし、出す項目を選ぶ
  • 申請を送り始める前にまとめて見直し、つながっていない人からの見え方を確かめる

COSPALinksは、LinkedInを使った海外営業を支援しています。プロフィールの整え方から、狙う相手の決め方、申請とメッセージの進め方までを、資料ライブラリにまとめています。

よくある質問

Aメールアドレスやつながりの一覧を絞っても、相手が判断に使う材料は減りません。申請を受けた相手が見るのは、写真・名前・見出し・勤め先です。逆に、写真の公開範囲を「つながり」だけにしたり、見出しや勤め先を空けたりすると、誰からの申請かが伝わりにくくなります。

A海外営業で使うなら、オフにはしないほうがよいでしょう。オフにすると、名前で検索した相手が、LinkedInの外から貴社の担当者を見つけられなくなります。見せたくない項目だけを外し、名前・写真・見出し・今の勤め先は出しておきます。

A変えられます。アプリでは、自分の写真から設定の画面を開き、「公開範囲」から同じ項目を選びます。写真の公開範囲は、プロフィールの写真を選んだ画面で変えます。項目の場所が見つけにくいときは、パソコンのブラウザで変えるのが確実です。

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中島 嘉一株式会社コスパ・テクノロジーズ代表取締役LinkedInセールス活用の専門家
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