LinkedInで
この記事でわかること
- LinkedInのつながりとフォロワーの違いと、数の目安の考え方
- つながりを増やす方法と、コメント・投稿での交流のしかた
- 申請の数を決める計画の立て方と、増やすときの注意点
結論:つながりは「狙う相手に申請し、交流で見つけてもらう」で増える
LinkedInでつながりを増やす方法は、次の4つです。
- 知っている人から始める。 同僚、取引先、展示会で名刺交換した人など、すでに接点がある人とつながります。
- プロフィールを整える。 申請を受けた人は、名前・顔写真・肩書きなど、プロフィールの冒頭を見て承認するかを決めることが多いからです。
- 狙う相手を決めて、申請を毎日少しずつ送る。 待っているだけでは、つながりはほとんど増えません。申請を送らなければ始まりません。
- コメントや投稿で交流する。 相手の投稿にコメントしたり、自分で投稿したりすると、名前を覚えてもらえ、相手から申請が届くこともあります。
人数は、何人いればよいという公式の目安はありません。海外営業に使うなら、総数より「狙う国・業界・役職の人と何人つながったか」を見ます。
LinkedInでつながりを増やす意味
LinkedIn(仕事のための実名のSNS)の「つながり」は、申請を送り、相手が承認して結ぶ関係です。直接つながった相手を1次のつながり、その人のつながりを2次のつながりと呼びます。つながりが増えると、次の3つが変わります。
- メッセージを送れる相手が増える。 つながった相手とは、無料のアカウントでもメッセージをやり取りできます。つながっていない相手に直接送るメッセージ(InMail)は、有料版の機能です。
- 投稿が届く相手が増える。 投稿は、まずつながりやフォロワーの一部に表示されます。狙う相手とのつながりが増えるほど、投稿が仕事の相手に届きます。
- 2次のつながりが広がる。 つながった人の知り合いが2次のつながりになります。共通のつながりがあると、知らない相手にも声をかけるきっかけになります。
つながりとフォロワーの違い
つながりとフォローは、LinkedInの別の機能です。
- つながり双方向お互いの投稿がフィードに表示される無料でメッセージをやり取りできる
- フォロー一方
向 自分にだけ、相手の投稿が表示されるメッセージは送れない
| 項目 | つながり | フォロー |
|---|---|---|
| 関係のでき方 | 申請して、相手が承認すると成り立つ(双方向) | 相手の承認なしでできる(一方向) |
| 投稿 | お互いの投稿がフィードに表示される | フォローした側にだけ、相手の投稿が表示される |
| メッセージ | 無料でやり取りできる | フォローだけでは送れない |
つながった相手は、フォローもしている状態になります。一方、フォローだけの関係では、相手の投稿を見られますが、メッセージは送れません。誰が自分をフォローできるかは、設定で選べます(LinkedInヘルプ「Manage who can follow your updates」)。設定の場所は変わることがあるので、公式ヘルプで確かめます。
営業で増やしたいのは、つながり
- 海外の買い手と商談につなげたいなら、つながり。 メッセージをやり取りできるのは、つながった相手だからです。
- 業界に向けて発信を続けたいなら、フォロワーも大事。 フォロワーは投稿を読んでくれる人です。ただ、フォローだけの相手とはメッセージをやり取りできません。
- 会社を知ってもらいたいなら、企業ページのフォロワー。 企業ページからは申請もメッセージも送れません。担当者の個人アカウントでつながった人を、企業ページのフォローに招待します。使い分けは「LinkedInの企業ページと個人アカウントの使い分け|営業は個人、信用は企業ページ」で解説しています。
フォロワー数・つながりの数の目安は?
何人いればよいという公式の目安はありません。見るべき数は、LinkedInを使う目的で変わります。
| 目的 | 見る数 | 目安の決め方 |
|---|---|---|
| 海外の買い手と商談したい | 狙う国・業界・役職の人とのつながりの数 | 狙う相手の一覧のうち、何人とつながったか |
| 業界に向けて発信したい | フォロワーの数と、投稿への反応 | 読んでほしい相手がフォロワーにいるか |
| 会社を知ってもらいたい | 企業ページのフォロワーの数 | つながった人のうち、何人を招待できたか |
プロフィールにはつながりの数が表示されるので、数が多いほど信頼されると考える人もいます。ただ、海外の買い手がプロフィールで見るのは、数より「何の人で、自分の役に立つか」です。狙う相手と関係のない人とつながっても、フィードに仕事と関係のない投稿が増えるだけで、商談の相手は増えません。
自分の目安は、狙う相手の一覧から作ります。一覧に何人いて、そのうち何人とつながったかを数えれば、進み具合が分かります。
LinkedInでつながりを増やす方法
- 1知っている
人と 同僚・つながる 取引先・ 展示会で 名刺交換した 人。 承認されやすい - 2プロフィールを
整える 相手は名前・ 顔写真・ 肩 書きで 承認を 決める - 3狙う
相手に 国・申請する 業界・ 役職で 探し、 投稿を 見てから 送る - 4コメントと
投稿で 名前を交流する 覚えて もらえ、 相手から 申請が 届く こともある
まず知っている人とつながる
同僚や前の職場の同僚、取引先、代理店、展示会やセミナーで名刺交換した人から申請します。すでに接点があるので承認されやすく、最初のつながりを作るのに向いています。
LinkedInには、知り合いかもしれない人のおすすめや、メールの連絡先から知っている人を探す機能があります。使い方は、LinkedInヘルプ「Find people you know on LinkedIn」で確かめられます。
プロフィールを整えてから申請する
申請を受けた人は、プロフィールの冒頭を見て承認するかを決めることが多いので、申請の前にプロフィールを整えます。海外の相手に送るなら、英語で「何の人で、誰の役に立つか」が分かるように書きます。書き方は「LinkedInプロフィールの書き方を例文付きで解説|英語での作成方法と、海外の取引先に伝わるコツ」で解説しています。
狙う相手を決めて、申請を送る
知っている人とつながったら、狙う国・業界・役職の人に広げます。検索で条件に合う人を探し、所属や投稿を見てから送ります。誰に送るかの決め方は「LinkedIn海外営業のターゲット設定|国・業界・役職の決め方と、相手の人数の確かめ方」にまとめています。
申請のメッセージは、相手に合わせた一言を添えられるなら、添えるのが理想です。ただ、これまでの支援で試したかぎりでは、メッセージの有無で承認はあまり変わりませんでした。書くのに悩んで申請が止まるくらいなら、メッセージなしで送るほうがよいです。添えるときの書き方とマナーは「LinkedInのつながり申請マナー|好印象を与えるメッセージ例・NG例を解説」で解説しています。
他の人の投稿にコメントして交流する
LinkedInで交流するいちばん手軽な方法は、狙う相手や同じ業界の人の投稿にコメントすることです。「いいね」だけより、どこが役に立ったかを一言書いたコメントのほうが、名前を覚えてもらえます。コメントは、投稿した人だけでなく、その投稿を読むほかの人の目にも入ります。
コメントでやり取りした相手には、あとで申請を送るきっかけができます。コメントに製品の宣伝やリンクは書きません。
ご支援の中でも、申請の前に相手の投稿に「いいね」をしておくと、承認されやすくなるという話が出ています。相手には通知でこちらの名前が一度届くので、申請を受け取ったときに知らない名前ではなくなります。狙う相手が投稿しているなら、申請の前に反応しておきます。
自分でも投稿して、見つけてもらう
自分の仕事に関わる話題を投稿すると、読んだ人がプロフィールを見に来たり、申請を送ってきたりします。売り込みより、業界の動き、展示会で見たこと、製品の選び方など、相手の仕事に役立つ話が読まれます。投稿1本にかかる時間は30〜40分ほどです。書き方や頻度は「LinkedInで伸びる投稿とは?書き方・長さ・頻度と、表示されないときの見直し方」で解説しています。
つながりを増やす計画の立て方
人数の目標は、約束ではなく、申請の数と時間を決めるための計画として立てます。3か月などの区切りで結果を待つより、最初の月から数えて、毎月見直します。
- 11日10〜15分ずつ、
毎日 送る - 2月に
一度、 人数と 承認率を 数える - 3承認率が
低ければ、 条件を 見直す
送る申請の数は、承認率から逆算する
計算は「つながりたい人数 ÷ 承認率の見込み = 送る申請の数」です。承認率(送った申請のうち承認される割合)は、ざっくり2〜6割で、国や相手でかなり変わります。
| 地域 | 承認率の見込み | 計画での使い方 |
|---|---|---|
| アジア | 3〜6割を狙える | 少なめの申請でも進みやすい |
| アメリカ・ヨーロッパ | 渋めで2〜4割 | 申請を多めに見込み、期間を長めにとる |
たとえば、狙う相手と50人つながりたいとき、承認率が2割なら約250件、5割なら約100件の申請が要ります。
件数ではなく、1日の時間で区切って続ける
申請は、まとめて送るより、1日10〜15分ずつ毎日送ります。LinkedInの申請には上限があり、短い間にたくさん送ると、しばらく申請を送れなくなることがあります。上限の件数は公開されていません。計算した申請の数が多いときは、期間を延ばすか、狙う相手の条件を見直します。上限と制限の仕組みは「LinkedInのつながり申請の上限は?制限される原因と安全に増やす方法を解説」で解説しています。
月に一度、数えて見直す
月に一度、狙う相手の一覧のうち何人とつながったか、承認率はどれくらいかを数えます。承認率が低い国や相手がいたら、プロフィールの英語や、申請を送る相手の条件を見直します。
つながりを増やすときの注意
人数のためだけに、誰とでもつながらない
「誰とでもつながる」と公言している人を集めれば、数は増えます。ただ、狙う相手は増えず、フィードに仕事と関係のない投稿が増えます。また、承認されない申請がたまると、申請を制限される原因になります。ツールで自動で申請を送るのも、LinkedInの規約に反するおそれがあり、制限の原因になります。
申請のメッセージで売り込まない
メッセージを添えるなら、相手に合わせた理由を一言にします。製品の紹介や面談の依頼は入れません。LinkedInのコミュニティポリシーでも、知らない人への宣伝に申請の機能を使うことは認められていません。
承認されてすぐに売り込まない
承認された直後に製品の紹介や面談の依頼を送ると、やり取りが始まる前に関係が止まります。最初の1通は、お礼・相手への関心・答えやすい質問1つで組み立てます。考え方は「つながり申請の後の「最初の1通」|返信が来るあいさつの型と考え方【LinkedIn営業】」で解説しています。つながりを増やしたあと、会話から商談までをどう進めるかは「LinkedIn営業とは?始め方を6ステップで解説|整える・出会う・つながる・会話する・育てる・商談へ」にまとめています。
まとめ
- LinkedInでつながりを増やすには、知っている人から始め、プロフィールを整え、狙う相手に申請を毎日少しずつ送り、コメントや投稿で交流する
- つながりは申請と承認で結ぶ双方向の関係で、メッセージをやり取りできる。フォローは、相手の承認なしに投稿を見る一方向の関係
- フォロワー数・つながりの数に公式の目安はない。営業なら「狙う相手と何人つながったか」を見る
- 人数の目標は計画として立てる。つながりたい人数÷承認率の見込みで申請の数を決め、1日10〜15分ずつ続ける
- 誰とでもつながる、申請や承認直後に売り込む、ツールで自動で送る、は避ける
COSPALinksは、LinkedInを使った海外営業を支援しています。声をかける相手の決め方から、毎日の申請の進め方、つながった相手との会話までを、資料ライブラリにまとめています。
よくある質問
A公式の目安はありません。営業で使うなら、総数より、狙う国・業界・役職の人と何人つながったかを目標にします。狙う相手の一覧を作り、つながりたい人数と承認率の見込みから、送る申請の数を決めます。
A海外の買い手と商談につなげたいなら、つながりです。メッセージをやり取りできるのは、つながった相手だからです。つながるとお互いの投稿もフィードに表示されるので、投稿を届けられる相手も同時に増えます。
A狙う相手や同じ業界の人の投稿に、一言コメントすることから始めます。どこが役に立ったかを具体的に書くと、名前を覚えてもらえます。慣れたら自分でも投稿し、コメントをくれた人に返信します。やり取りした相手には、申請を送るきっかけもできます。
A申請と承認は、無料のアカウントでもできます。有料版のSales Navigatorは、国・業界・役職などの細かい条件で相手を探すときに役立ちます。ただ、有料版にしても、申請の上限がなくなるわけではありません。
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