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代表取締役 中島 嘉一LinkedIn & Sales Navigator活用の専門家中島 嘉一NAKAJIMA, Kaichi株式会社コスパ・テクノロジーズ 代表取締役電機メーカーで海外営業を経験し、上海で起業。現在はLinkedIn・Sales Navigatorを活用して、日本企業の海外顧客開拓を支援しています。
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LinkedIn活用

LinkedIn企業アカウント(会社ページ・法人アカウント)の作り方|作成の条件・手順・管理者と、無料・有料の違い

監修中島 嘉一株式会社コスパ・テクノロジーズ 代表取締役

LinkedInの企業アカウントは、LinkedIn上では「企業ページ(会社ページ)」と呼ばれ、会社の担当者が自分の個人アカウントから無料で作ります。作るには、個人アカウントを作ってから1日以上たち、つながりが2人以上いることなどの条件があります。企業ページは会社の情報を載せて信用を伝える場所で、企業ページから相手に声をかけることはできません。この記事では、作成の条件と手順、作ったあとの設定、管理者の役割、無料と有料の違いを順に解説します。

この記事でわかること

  • 企業アカウント(企業ページ)を作る条件と、作り方の手順
  • 作ったあとの初期設定と、ページ管理者の役割の分け方
  • 無料でできることと、有料の機能(Premium Company Page・広告)の違い

結論:企業アカウントは、個人アカウントから無料で作る

LinkedInの企業アカウントについて、押さえておきたいことは次の4つです。

  • 企業アカウントは「企業ページ」のこと。 「企業アカウント」「法人アカウント」と呼ばれるものは、LinkedIn上では企業ページ(会社ページ、英語ではCompany Page)です。会社用にログインするアカウントを別に作るのではなく、担当者の個人アカウントから作ります。
  • 作るのは無料。 企業ページの作成、投稿、フォローへの招待、分析は無料です。有料なのは、Premium Company Page(企業ページの有料版)や広告などです。
  • 作るには条件がある。 個人アカウントを作ってから1日以上たっていること、つながりが2人以上いることなどです。
  • 管理者は2人以上にする。 作った人がそのページの管理者になります。担当者が替わっても困らないよう、早めにもう1人を加えます。

LinkedInの企業アカウント(会社ページ・法人アカウント)とは

企業ページは、LinkedIn上にある会社の公式のページです。会社のロゴ、説明、業界、所在地、Webサイトなどを載せ、会社として投稿できます。社員が自分のプロフィールの職歴にその会社を登録すると、プロフィールに会社のロゴが出て、企業ページへ移れるようになります。

ページの種類には、会社(Company)のほかに、ブランドや事業部を個別に紹介するショーケースページ(Showcase page)や、大学などの教育機関(Educational institution)のページがあります。最初は、会社のページを1つ作れば十分です。

事業ごとに狙う相手がはっきり分かれるなら、あとからショーケースページを足す方法もあります。ご支援したホテルでは、海外企業の会議やイベント(MICE)の誘致に絞ったページを新たに作り、会場の規模や持続可能性への取り組みを続けて投稿しました。メッセージでの声かけと投稿の両方で、接点を広げています(導入事例)。ショーケースページは会社のページの下に作るもので、社員の一覧や求人は表示されません。先に会社のページを整えてから足します。

企業ページでできること・できないこと

企業ページでできることは、主に次のとおりです。

  • 会社の情報を載せ、会社として投稿する
  • 管理者が、自分のつながりを企業ページのフォローに招待する
  • ページを見た人やフォロワー、投稿の反応を、分析の画面で確かめる
  • 相手から届いたメッセージに返信する(メッセージの受け付けを有効にした場合)

一方で、企業ページから相手に声をかけることはできません。つながり申請も、こちらから始めるメッセージも送れないので、営業で相手に声をかけるのは担当者の個人アカウントです。2つの役割の分け方は「LinkedInの企業ページと個人アカウントの使い分け|営業は個人、信用は企業ページ」で解説しています。

企業ページからは声をかけられない企業ページは、相手が会社を確かめに来る場所。声をかけるのは担当者の個人アカウント
社企業ページ会社の公式のページできること会社として投稿フォローに招待分析を見る届いたメッセージに返信つながり申請も、こちらから始めるメッセージも送れない役割会社を確かめてもらう
人担当者の個人アカウント本人の実名のアカウントできること相手を探すつながり申請メッセージ営業で相手に声をかけるのは、こちら。企業ページも、ここから作る役割相手に声をかける
つながった相手は企業ページのフォローに招待する。担当者が替わっても、会社との接点が残る

企業ページを作る前に確かめること

作成の条件

LinkedInの公式ヘルプ「Troubleshoot creating a LinkedIn Page」(企業ページを作れないときの確認)では、次のような条件が挙げられています。

  • 個人アカウントを作ってから1日以上たっている
  • つながりが2人以上いる(1人だけでは作れない)
  • LinkedInから職場の確認を求められたら、それに通る(会社のメールアドレスなどで、その会社で働いていることを確かめる)

あわせて、個人アカウントは本人の実名にし、登録したメールアドレスの確認を済ませておきます。条件は変わることがあるので、作れないときは公式ヘルプで確かめてください。

もう1つ、作る前にLinkedInで貴社の名前を検索し、社員の誰かがすでに企業ページを作っていないか確かめます。すでにある場合の進め方は、後の「よくある質問」で説明します。

社内のSNSの決まりやIT部門の判断で、企業ページをすぐには作れない会社もあります。ご相談でもそうした会社には、企業ページは後回しにして、担当者の個人アカウントから始めるようお伝えしています。海外では、個人アカウントを仕事に使うのが普通です。企業ページがなくても、営業は始められます。

用意しておく情報

作る途中で入れる情報を、先にそろえておくと迷いません。

項目入れる中身ポイント
会社名会社の名前海外に向けるなら、英語の社名にそろえる
公開URL「linkedin.com/company/」のあとに続く文字英語の社名に合わせると覚えやすい。あとから管理者が変えられる
Webサイト会社のWebサイトのアドレス英語のページがあれば、そちらを入れてもよい
業界・規模・種類業界、従業員数の区分、会社の種類用意された選択肢から選ぶ
ロゴ正方形の会社のロゴ小さく表示されても見分けがつくもの
タグライン会社を一言で表す短い文何を、誰に提供する会社かが分かる文にする

作ったあとに入れる説明(概要)とカバー画像も、あわせて準備しておくと早く整います。画像の推奨のサイズは、LinkedInの公式ヘルプで確かめます。

企業ページの作り方(手順)

LinkedInの公式の案内では、企業ページは次の流れで作ります。画面の名前は英語の表示で、日本語の表示や並びは変わることがあります。迷ったら公式ヘルプで確かめてください。パソコンのブラウザで作るのが分かりやすいです。

企業ページの作り方の流れ会社用のアカウントを別に作るのではなく、担当者の個人アカウントから作る
  1. 「For Business」から「Create a Company Page」を選ぶ画面の右上の、ビジネス向けのメニュー
  2. ページの種類で「Company」を選ぶ会社のページとして作る
  3. 会社の情報とロゴを入れる会社名・公開URL・Webサイト・業界・規模・種類。右側の見本で確かめる
  4. 確認欄にチェックして「Create page」を押すページができ、作った人がそのページの管理者になる
作ったら説明・カバー画像・所在地・上部のボタンを整える。海外に向けるなら説明は英語で書く
  1. LinkedInにログインし、画面の右上にある「For Business」(ビジネス向けのメニュー)を開きます。
  2. メニューの下のほうにある「Create a Company Page」を選びます。
  3. ページの種類で「Company」(会社)を選びます。
  4. 会社名、公開URL、Webサイト、業界、規模、会社の種類を入れ、ロゴとタグラインを登録します。入れた内容は、右側の見本で確かめられます。
  5. 自分がこの会社を代表してページを作る立場であることを確かめる欄にチェックを入れ、「Create page」を押します。

これでページができあがり、作った人がそのページの管理者になります。続けて、ページの管理者の画面から、説明やカバー画像など、残りの情報を足していきます。

作ったあとの初期設定

ページができたら、相手が会社を確かめに来ても困らない状態に整えます。

  • 説明(概要)を書く。 何をつくり、どの国のどんな会社に届けているかを書きます。海外に向けるなら英語で書きます。
  • カバー画像と所在地を入れる。 製品、工場、展示会のブースなど、事業が伝わる画像にします。本社や拠点の所在地も登録します。
  • ページの上部のボタンを設定する。 ボタンの行き先を、Webサイトや問い合わせのページにできます。選べるボタンの種類は、公式ヘルプ「Add a custom call-to-action button to your LinkedIn Page」で確かめます。
  • メッセージを受け付けるか決める。 メッセージのボタンを付けると、LinkedInの利用者が会社にメッセージを送れるようになります。返信できるのは、スーパー管理者とコンテンツ管理者です。
  • 社員の職歴を企業ページにつなぐ。 社員が職歴に会社名を入れるとき、候補に出る企業ページを選ぶと、プロフィールに会社のロゴが出ます。

ページ管理者の役割と、決め方

企業ページには、管理者の役割(権限)がいくつかあります。主なものは次の4つです。

企業ページの管理者は4つの役割仕事に必要な役割だけを渡す。ほかに、広告を出すための役割もある
  1. スーパー管理者Super adminページのすべての管理。ページの編集と、管理者の追加・削除もできる任せたい人ページを持つ立場の人。2人以上
  2. コンテンツ管理者Content admin投稿の作成と管理、コメントへの対応、分析の書き出し任せたい人投稿を担当する人
  3. キュレーターCurator社員に投稿してほしい内容をおすすめする。分析を見る任せたい人社内の発信をまとめる人
  4. アナリストAnalyst分析を見て、書き出すだけ任せたい人数字を報告する人
担当が替わったら辞めた人や担当を外れた人の役割は、スーパー管理者が外す
役割できること任せたい人
スーパー管理者(Super admin)ページのすべての管理。ページの編集と、管理者の追加・削除もできるページを持つ立場の人。2人以上
コンテンツ管理者(Content admin)投稿の作成と管理、コメントへの対応、分析の書き出し投稿を担当する人
キュレーター(Curator)社員に投稿してほしい内容をおすすめする。分析を見る社内の発信をまとめる人
アナリスト(Analyst)分析を見て、書き出すだけ数字を報告する人

ほかに、広告を出すための役割もあります。役割を決めるときは、次の3つを守ると安全です。

  • スーパー管理者を2人以上にする。 1人だけだと、その人が辞めたり、ログインできなくなったりしたときに、ページを編集できる人がいなくなります。
  • 仕事に必要な役割だけを渡す。 投稿だけの人はコンテンツ管理者、数字を見るだけの人はアナリストにします。
  • 担当が替わったら見直す。 辞めた人や担当を外れた人の役割は、スーパー管理者が外します。

管理者の追加と削除は、ページの管理者の画面の設定から行います。設定の場所は変わることがあるので、公式ヘルプ「LinkedIn Page admin roles」で確かめてください。

ご相談でも、「前の担当者が作った企業ページの管理者が分からず、誰も編集できない」という話が出ます。辞めた社員が作ったページは、管理の権限を移してもらう必要があります。LinkedInに問い合わせて管理の権限を取り戻せた会社もありますが、手間がかかります。上の3つは、こうした事態を避けるための決まりです。

無料でできることと、有料の機能

企業ページは、作るのも基本の運用も無料です。

機能中身料金
企業ページの作成・投稿会社の情報を載せ、会社として投稿する無料
フォローへの招待管理者が自分のつながりをフォローに招待する無料
分析ページを見た人、フォロワー、投稿の反応を見る無料
ショーケースページ・製品のページブランドや製品を個別に見せる無料
Premium Company Page企業ページの有料版(下の機能)有料。企業ページごとに契約
キャリアページ採用向けのタブ(「Life」など)を足す有料
広告役職・業界などで相手を指定して広告を出す有料。出した分の広告費

Premium Company Page(企業ページの有料版)

LinkedInの公式ページでは、次のような機能が挙げられています。

  • 投稿に反応した人を、自動でフォローに招待する
  • 似たページをフォローしている人を、フォローに招待する
  • お客さまの推薦の言葉(テスティモニアル)をページに載せる
  • 受賞や実績など、会社の強みを目立たせる
  • ページに金色のPremiumのバッジを付ける
  • ページを見た人を確かめる
  • AIの手助けで、投稿の下書きを作る

申し込めるのは、無料の企業ページを持つ中小規模の会社のスーパー管理者です。契約は企業ページごとで、個人で使うPremium(CareerやBusiness)とは別です。対象の管理者は無料で試せる場合があり、いつでも解約できます。料金は、LinkedInの公式ページと申し込みの画面で表示されます。

広告は、Campaign Manager(LinkedInの広告の管理画面)で作り、役職、職種、業界などで相手を指定して出します。予算は自分で決められ、いつでも止められます。

Sales NavigatorやRecruiter Liteは、企業ページの機能ではない

Sales Navigator(LinkedInの営業向けの有料版)やRecruiter Lite(採用担当者が候補者を探す有料版)は、企業ページに付く機能ではありません。担当者一人ひとりが自分のアカウントで使う有料版です。会社でまとめて契約しても、使うのは担当者それぞれの個人アカウントです。会社での契約の流れは「Sales Navigatorを会社で導入するには?法人契約の流れ・アカウント数・稟議の通し方」で解説しています。

企業ページができたら:声をかけるのは個人アカウント

企業ページを作っても、それだけで海外の相手と出会えるわけではありません。相手を探してつながり申請を送るのは、担当者の個人アカウントです。企業ページは、申請を受け取った相手が「どんな会社か」を確かめに来る場所です。つながった相手をフォローに招待すると、担当者が替わっても会社との接点が残ります。

個人アカウントで海外の相手を探し、会話から商談につなげる流れは「LinkedIn営業とは?始め方を6ステップで解説|整える・出会う・つながる・会話する・育てる・商談へ」で解説しています。

まとめ

  • LinkedInの企業アカウント(法人アカウント)は、企業ページ(会社ページ)のこと。担当者の個人アカウントから無料で作る
  • 作るには、個人アカウントを作ってから1日以上、つながりが2人以上などの条件がある。作る前に、自社のページがないかも確かめる
  • 作り方は「For Business」から「Create a Company Page」を選び、会社の情報とロゴを入れる流れ
  • 作ったら、英語の説明、カバー画像、ボタン、メッセージの受け付けを整え、スーパー管理者を2人以上にする
  • 作成・投稿・招待・分析は無料。Premium Company Page、キャリアページ、広告は有料
  • 企業ページから相手に声をかけることはできない。海外の相手に声をかけるのは、担当者の個人アカウント

COSPALinksは、LinkedInを使った海外営業を支援しています。企業ページと担当者のプロフィールの整え方から、海外の相手への声のかけ方までを、資料ライブラリにまとめています。

よくある質問

A作れません。企業ページは、担当者の個人アカウントから作ります。会社の名前で個人アカウントを作るのではなく、担当者が自分の実名のアカウントで作り、そのまま管理者になります。

ALinkedInで会社が使うものとして「法人アカウント」と呼ばれるのは、主に2つです。1つは、この記事の企業ページ(無料)です。もう1つは、Sales Navigatorなどを会社でまとめて申し込む、有料の法人契約です。法人契約でも、使うのは担当者それぞれの個人アカウントです。

A新しく作らず、そのページの管理者に頼んで、管理者に加えてもらいます。管理者のいないページの場合は、公式ヘルプ「Claim a LinkedIn Listing Page」で引き継ぎの手続きを確かめます。同じ会社のページを2つ作ると、社員の職歴やフォロワーが分かれてしまいます。

A企業ページは会社のページなので、担当者が辞めても残ります。ほかのスーパー管理者が、辞めた人の役割を外し、新しい担当者を加えます。スーパー管理者が1人だけだと、この作業ができる人がいなくなるので、最初から2人以上にしておきます。

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